集英社文庫<br> 我は、おばさん

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集英社文庫
我は、おばさん

  • 著者名:岡田育【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 集英社(2024/11発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446999

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内容説明

「おばさん」という言葉は、どうしてこんなにネガティブな響きを持つようになってしまったのか。『更級日記』、『若草日記』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ポーの一族』、『82年生まれ、キム・ジヨン』にいたるまで、文学・マンガ・映画など古今東西の名作をひもとき、ポジティブに「おばさん」を再定義し、その呼び名を自分たちの手に取り戻すカルチャー・エッセイ。すべての女性が謙遜も自虐もせず、自由に生きていくための指針となる一冊。ジェーン・スーさんとの特別対談も収録!

目次

はじめに
第一部 未来を向いて生きる中年
おばさんは、どこへ消えた?
贈り物が結ぶ斜めの関係
第二部 母とは異なる価値観の提示
自由を生きる非・おかあさん
遠くから届く身勝手な愛
よその子と川の字に横たわる
第三部 少女でもなく、老婆でもなく
世界の窓はテレビの中に
かわいいおばあちゃんになりたい?
男と女と男おばさん
第四部 社会の中に居場所を作る
新しい共同体は姨捨山の向こうに
働くこと、教えること、自由になること
第五部 おばさんになる方法
誰がおばさんを作るのか?
世界の片隅でアメちゃんを配る
ジェーン・スー×岡田育 巻末特別対談
おわりに
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

3
古典や小説や映画、著者の生きてきた時代を通して「おばさん」が日本社会でどう扱われてきたか?「おばさん」という言葉から侮蔑・嘲笑を取り払うには?「我はおばさん」と名乗れる生き方とは?を論じる軽めの批評本で、面白かった。妻や母でなく、敵でなく味方でなく、斜めに継承するシスターフッドをもって、次世代の少女にとって存在そのものがギフトであるおばさんになれたなら、后の位も何にかはせむ!私をこれまで助けてくれた、母ではないたくさんの「おばさん」の顔がよぎり、私もそうなりたいぜ、と思ったのであった2025/05/05

fukui42

3
参考文献がたくさんあって、かつ知らないものばかりだったので、読みにくかった。寝る前にピッタリ。2025/01/14

はま

3
内容を全く知らずに軽いエッセイだと思って読み始めたら、なかなかしっかりした展開。『更級日記』から『マッドマックス 怒りのデス・ロード』まで、古今東西の「おばさん」を例に出して、時に蔑称として使われる「おばさん」という言葉と存在について考えている、とても考えさせられる本でした。2024/11/29

ミントン

2
読んでよかった。昔、自分にもあったことを思いだし、今、知らずにしていたことに、気づくことが出来た。2024/12/02

かび丸

1
タイトルから期待する内容とは少し違いました。『おばさん古今東西』とか『おばさんたちの物語』だったら納得できたかも。リアルのおばさんたち、というよりは「フィクションを通じて」おばさんを語る1冊でした。2024/11/16

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