内容説明
大切な思い出はいつだって“食”とともにある。松田優作と食べたにぎり寿司、佐野洋子が作ってくれた野菜炒め煮、樹木希林に伝えた玄米の味噌雑炊、深作欣二が大好きだったキムチ鍋……。かれらと囲んだ味や匂いは、やがて私の肉となり血となった。映画「それから」「失楽園」等で知られる脚本家が、俳優や監督たちとの出会いと別れ、そして忘れられない食事を振り返る美味しくも儚いエッセイ集。(解説・ハルノ宵子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko
5
脚本家でもある作者の今は亡きあの人たちとの出会いと食の記憶 それぞれの素の部分も垣間見られて面白かった2024/12/05
あさ
4
少し上の世代ながら、名を知る有名人の一面を知ることができそうなところに惹かれて購入。 呑み食いを共にするという切り取り方で、昭和感のある風物だし、各パート短く、読みやすい。 著者は脚本家とのこと。嫌いなものや嫌なことがはっきりした人の印象。 芸術的な感性の鋭い人の方が共感できるのかもしれないと思った。2025/01/05
カノープス
3
初読み作家。逝きし人の面影と食の思い出に捧げる哀悼歌。死ぬ前にこれだけは残しておきたい、といったところか。向田邦子や松田優作など興味ある人物が取り上げられているのだが、いかんせん繰り返しと「忘れてしまった」「覚えていない」との記述が多いため読み手のテンションは下がる一方である。譲れないものがある人との印象が残りながら、人間的な可愛げのなさも感じてしまい、これはこれで困難が多い人だろうな、と思ってしまった。樹木希林の章における、樹木と久世光彦の秘話はいいエピソード。この類の話をもっと読みたかった。2024/12/08
yoshi
1
懐かしいドラマや映画にまつわる裏話を楽しんだ。さすが脚本家だけあって、文章が上手で引き込まれた。2025/02/16
辻本 敏久
0
そういう人がいない孤独感。2025/02/01
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