内容説明
平安時代初期、はじめて庶民に仏教を浸透させていく過程で、「善悪とは何か」「因果応報とは」「親子の関係とは」といった仏教思想の基本を物語の形で伝えた『日本霊異記』。語りかけるような言葉で一冊を読み通す!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
belier
2
推古朝あたりから平安初期までの仏教説話集の口語訳。いつもながら、訳者三浦さんのユーモアと主張をまじえた注釈も面白かった。先日読んだブッタの教えと違い、かなり即物的なご利益を願って叶えられている話が多い。今に続く日本の現世ご利益的な宗教観はこの頃からの伝統かもしれない。しかし、不信仰に対する仏罰の容赦がなさすぎたり、行基の偉大さを強調する逸話はカルト宗教の教祖を思わせたり、現代との感覚の違いも際立った。2025/12/31
イコ
2
読みやすく、古代の日本の雰囲気を味わえる。仏罰えぐすぎて、多少の罰ならもう少し許しても良い気がする。話としてまとまりがないものもあるが、短編集としても読める程度の質はある。蘇りの話が多いけど、キリスト以外にも蘇った人間がいたらしい(宗教戦争)。2025/05/28
NAGISAN
2
平安初期、薬師寺の僧により編纂された説話集。古代を経て、仏教による国造りがなされた奈良時代における、現世での因果応報の物語。当時の風習もわかり面白い。口語訳で読みやすい。注釈、年表、系図が豊富。2025/01/24
small_akuto
1
日本最古の説話集だっけ 仏教の道徳的なところとか、禁欲的なところは今の社会でも必要とされてるけど、なんでこんなことでこんな目に遭ってるんだろって暗くなる場面も なんか暗いんだよな 欲望に身を任せることと、禁欲的であることは違うよね 足るを知るって言葉があるけど、今の僕は足らずを知るが大事なんじゃないかと。欲望が満たされ続けてることはないけど、ときどき欲望を満たしてしばらくの間気持ちをおさめて、またときどきは欲望を満たす 足りることがないと知りながら自分を満足させてあげることが大事なんじゃないかと思いました2025/03/08
ブブジ
1
聖武天皇の頃の話を読みやすくかつ解りやすく口語訳したこの本、なかなか興味深かったです。仏教が日本に広まった頃は新興宗教のような迫害の中で広めていった事実を浮かび上がります。要はあんまり迫害していると仏さまから罰が当たるよ、だから信じたほうが良いよと訴えます。今は仏教が広く受け入れられているけど、結局どの宗教にしても同じなのかなと思いました。2025/02/09
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