内容説明
◆法月綸太郎氏推薦!!
「探偵役の顕現とともに眠っていた物語が覚醒し、意外すぎる犯人が名指された後もさらなる驚異が読者を翻弄する……。時間と視点を手玉に取る《叙述の曲芸師(パルプ・ジャグラー)》が技巧の限りを尽くしたワイドスクリーン走馬灯ミステリ。」
***
舞台はワシントンDCの閑静な住宅街。かつて絶世の美人女優として一世を風靡した人妻ニーナ・ワンドレイが自宅で命を狙われ、瀕死の重傷を負った。薄れゆく意識のなか、ニーナは、自分がまだ生きていることに気づいた正体不明の犯人がとどめを刺しに戻ってくるのではないか?と恐怖する。ときあたかも、ニーナに再会すべく偶然にも同時期に訪問しようとする複数の元夫たちがいた。物語は彼らとの波乱万丈の結婚生活を往還し、驚愕の真相へと向かう。稀代の異才J・T・ロジャーズによる、過去と現在が入り乱れる眩惑的サスペンス。世紀の怪作『赤い右手』をも凌ぐ、知られざる最高傑作!
★《ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ・コレクション》(全3巻)続刊
第2回配本『赤い月の夜に』(2025年刊行予定)
第3回配本『骰を振る女神』(2026年刊行予定)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
58
かつての名女優、現在は一介の主婦ニーナ。彼女が自宅で襲われ瀕死の重傷を負った。奇しくも現場にはかつての夫達が集まっており…。という粗筋はミステリなのだが、本書の眼目はニーナの半生を描くことにあると思う。彼女の経歴が本人や元夫達の視点を通じて明らかになっていくのだが、聞いた話が別の人間によって違う事実が明らかになるという重層的な構造なのでどうも読みにくい。『赤い右手』はその読みにくさがトリックとなっていたのだが、本書は読みにくいのが文章ではなく構造的な物だからなあ。とあれ著者らしく一風変わった作風でした。2025/02/24
ほたる
11
一世を風靡した女優ニーナとその元夫たちを描いた物語。ニーナに魅了された男たちの未練がましい行動を愉快に思いつつ、ミステリとして徐々に形を成していくのがとても面白かった。それぞれの人物の描写は飽きさせずに読め、タイトル回収も良い。2024/10/14
田中峰和
6
17歳で映画デビューし、ハリウッドのスターとなったニーナ・ワンドレイ。失敗作「止まった時計」を最後に引退したニーナは4人の男性と結婚・離婚を繰り返し、今は年下のクロードと結婚し、その自宅で何者かに襲われ瀕死の重傷を負っているのが冒頭の場面。意識が朦朧とする中、過去の男たちとの出来事が思い出される。彼女と結婚した男たちは俳優や裕福な実業家、公爵、藩王など身分のある男ばかり。日本軍に殺害された藩王以外の男たちは落剝し3人揃って彼女の前に出現。過去と現在が錯綜するのは、まるで止まった時計のような展開だった。2024/11/15
ヨッシー
4
新刊31冊目 評価★★★★☆2024/09/27
Akko1454
3
書評用2024/10/15
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