内容説明
ライターの藤崎俊一はある男を追っていた。その男――怪談売りは、どこからともなく現れては『怪談あります』というのぼりを立て、路上販売の格好をしているという。古本の形をした商品は、怪談そのもの。買えばそこに書かれた怪異に見舞われ、売れば見舞われなくなるので、様々な事情を抱えた者たちが夜な夜な彼のもとを訪れる。彼はいったい何者なのか、その目的とは――。人間の闇と欲望に切り込む、一話完結の人間ドラマ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
32
蒼月さんの作品を見つけたので、手に取りました。怪談の書かれた本を買う事で同じ経験が出来る、または自分の経験した怪談を売ることが出来る。そんな不思議な怪談売りと、それを追いかけるライターのお話でした。怪談を売買するだけではなく、アフターフォローまでバッチリな怪談売り、その正体も最後に明らかとなりました。ライターと怪談売りの過去にも驚きでしたが…。ホラーだけどめっちゃ怖いわけでもないので、読みやすかったです。2025/08/06
ぽろん
28
サクッと読了。やはり、蒼月さん、優しい物語でした。この物語、シリーズ化するのかな?!2024/12/20
雨
27
読みやすかった。 不思議なイケメンの怪談売りさんに逢いたい(笑)2024/11/09
キナコ
20
表紙買いした一冊。ライトホラーノベル。怪談を売り買いする謎の人物をおう主人公。追っていくなかで見聞きする怪談売りの話。ヒトコワ系もあり。しかし文章は柔らかく、どうも憎めない怪談売りとライターとの関係性が良かった。一話完結ものでもあるので、ホラーが苦手な人にもオススメ。2024/11/09
備忘録
19
怪談の売買を行う正体不明の怪談売りとそれを追うライターが主役の物語 怪談売りは人から怖い話を買い取ることでそれを本にして売ることができる、買った人間はそれを体験できる という面白い設定 正体も目的も不明ながらも結果的に人を救っていく怪談売り その正体と主人公との関係が最後の章で明らかになるハートフルホラー2025/08/11
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