岩波文庫<br> パスカル 小品と手紙

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岩波文庫
パスカル 小品と手紙

  • 著者名:塩川徹也【訳】/望月ゆか【訳】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 岩波書店(2024/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784003361450

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内容説明

「真空論序言」「サシ氏との対話」「幾何学的精神について」「病の善用を神に求める祈り」など,『パンセ』と不可分な作として読まれてきたパスカルの遺稿群.幾何学は「最も素晴らしい職業」であるが,結局は「職業」にすぎないと喝破し,〈人間の研究〉と〈神の探求〉に専心した万能の天才の人と思想と信仰を示す21篇.

目次

はしがき
凡 例
Ⅰ 青年時代のパスカル 一六四三―一六五一年
一 姉ジルベルト宛の手紙 一六四三年一月三一日
二 計算機 大法官セギエへの献呈書簡 一六四五年
三 第一の回心期 姉ジルベルト宛の手紙 一六四八―一六四九年
(一)姉ジルベルトに宛てた手紙 一六四八年一月二六日付
(二)ブレーズとジャクリーヌから姉ジルベルトに宛てた手紙 一六四八年四月一日付
(三)ブレーズとジャクリーヌから姉ジルベルトに宛てた手紙 一六四八年一一月五日
(四)ブレーズから姉ジルベルトに宛てた手紙 一六四九年三月末頃
四 真空論序言 一六五一年頃
五 父の死についての手紙 一六五一年一〇月一七日
Ⅱ 「世俗時代」から第二の回心へ 一六五二―一六五五年
六 スウェーデン女王クリスティーナへの献呈書簡 一六五二年六月
七 ジャクリーヌの修道誓願をめぐる手紙の断片 一六五三年六月六日
八 パリ数学アカデミーへの献呈状 一六五四年
九 メモリアル 一六五四年一一月二三日
一〇 サシ氏との対話 一六五五年一月
Ⅲ 信仰改革運動への参画と霊性の深化 一六五五―一六六二年
一一 幾何学的精神について 一六五五年頃
〔断章一〕幾何学一般についての考察
〔断章二〕説得術について
一二 ロアネーズ嬢宛の手紙 一六五六年九月―一六五七年二月
一三 ペリエ夫妻宛の手紙の断片 一六五七年前半
一四 罪人の回心について
一五 初期のキリスト教徒と今日のキリスト教徒との比較
一六 ペリエ夫人宛の手紙の断片 一六五八年六―七月頃
一七 ホイヘンス宛の手紙 一六五九年一月六日
一八 フェルマとの往復書簡 一六六〇年七―八月
(一)フェルマからパスカルへの手紙
(二)パスカルからフェルマへの手紙
一九 病の善用を神に求める祈り 一六五九年以降
二〇 大貴族の身分に関する講話 一六六〇年末頃
二一 サブレ夫人宛の手紙 一六六二年一月
年 譜
解 説
あとがき
書誌一覧
図版一覧
索引(人名索引,事項索引)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

65
草木も眠る丑三つ時…パスカルの書を読み終えるに相応しい刻限……ってわけじゃないが……(パンセよりも)本書にこそパスカルの思想が明確に示されている。感想など野暮…というか無理。高校生の頃に初めてパンセを読んだのが懐かしい。以来、パンセは幾度となく。二週間を費やして本書を読んだ甲斐はあったね。昨年は、パスカル生誕400年。まさに読むべくして読んだのだ。2024/12/06

やいっち

8
草木も眠る丑三つ時…パスカルの書を読み終えるに相応しい刻限……ってわけじゃないが……(パンセよりも)本書にこそパスカルの思想が明確に示されている。感想など野暮…というか無理。高校生の頃に初めてパンセを読んだのが懐かしい。二週間を費やして読んだ甲斐はあったね。昨年は、パスカル生誕400年。まさに読むべくして読んだのだ。2024/12/06

イコ

4
パスカルと言えば圧力、でも他にも人間は考える葦であるなんて言葉も残っているが、この本だと後者の言葉の方の印象に合っている。科学者と言うより、思想家と言った方がいい様だ。死後、周りの人物達が力を尽くして本をまとめ、それが評判になり今の名声になった。内容はキリスト教的な物事が多い、神を信じていると端的に言って良いこともあるが不条理とも感じる。パスカルのような心構えができたら心は平穏になるのだろう。2025/02/16

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