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内容説明
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ユッキーは、岳志が生まれる前から家にいた犬でした。ユッキーが死んでから、岳志は思い続けます。もっと散歩につれていってやればよかった。大好きだった食パンを、もっとあげればよかった……。「ユッキー、おまえのこと、大好きだったよ」。死んでしまったユッキーに対する、せめてものつみほろぼしをするために、岳志が心に決めたこととは――。最上一平さんの故郷・山形を舞台にした、少年のひと夏の成長物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スイ
12
近しい存在を見送った後には、もっとああすれば良かったんじゃ、という後悔はどうしたって残る。 愛犬を見送った少年が取る行動に、ああそうだなぁ、この年齢でこの状況だったらこうしたいと思うだろうなぁ、と深く共感した。 少年が訪れる山形の奥まった祖父母家の周囲の自然描写や人々の山形弁がとてもいい。 生きることともう生きていないことが途切れず繋がっていくこの物語を、子どもたちにぜひ触れてほしい。2023/04/27
ねこ
4
この世にすんでいるものは、いろいろ、いろいろ。陣崎草子さんの絵がぴったり!2019/04/24
レベッカ・D
0
とおいとおい昔、私も小さいときにおばあちゃんの住む田舎に行ったことを思い出しました。寝台車に乗って行ったのです。柴犬は今、飼っています。 「一緒にいてくれてありがとう」といつも口に出して言っているのに「ふん」という顔をしておおあくびをするカンペイです。カンペイは生まれがわからない犬なので、ふるさとがありません。この家がふるさとなんでしょう。ナラの木はないけれど、柿の木でいいですか、カンペイ。2014/06/29