内容説明
長年、多くのラグビーファンを虜にしてきた「早明戦」(関東大学ラグビー対抗戦、早稲田対明治)は1923年12月23日の初対決以来、2024年に節目の100回目の対戦を迎える。その長い両校のライバル対決の歴史の中でも、ファンの間で「伝説」といわれているのが、1987年12月6日に行われた「雪の早明戦」だ。当日は12月上旬として戦後都心で初めて積雪が観測されたが、会場の国立競技場の雪かきを行い、試合を決行。グラウンドの随所に雪が残る中、両チームの選手は泥まみれになりながら熱い接戦を演じた。本書は産経ニュース連載記事「検証・雪の早明戦」をもとに加筆修正、「雪の早明戦」という伝説の1試合を中心に据え、両ラグビー部の様々なドラマを、選手やチーム関係者、著名人などへの徹底取材をもとにクローズアップしたスポーツドキュメンタリー。当時の貴重な試合写真なども収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶ~よん
72
恐らく早明戦史上最も有名な試合を描いた作品。私は3歳だったので、当然覚えていません。早明戦に懸けるワセダとメイジのぶつかり合い、その熱気は雪の寒さも吹き飛ばし、伝説となった。出てくる登場人物達の覚悟に触れて、つくづく自分は覚悟が足りなかったと自戒する。当時のラグビー部だったら、自分は入部すら出来なかった。歴史を良く知り、何が何でもの覚悟が必要だった。オールアウト読了後に続いて、心の底から自分の行動を悔いている。時間は巻き戻せないけど、目の前のことにフォーカスすることはできる。今、自分の出来ることをやろう。2025/05/28
TK39
4
今年100回目を迎える早明戦。その中の名勝負の一つが雪の早明戦。今のような洗練されたラグビーとはちょっと違うかもしれないが、高校生の時にテレビで見た見たこの試合は忘れられない。当時を思い出しながら楽しく読めました。しかし、この試合の早稲田の平均体重が85キロとは、、、今とはだいぶ大丈夫が違います。2024/10/26
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2024年10月初版。初出「産経ニュース」2023年5月11日~11月30日配信。加筆・修正、再構成。この試合、オイラは正面スタンド屋根の下で観戦しました。監督は忠さんとキモケン、レフェリー真下昇、懐かしい名前です。当時のラグビー界は"前へ"と愚直な明治と"接近・連続・展開"と華麗な早稲田というイメージでした。著者が早稲田OBのためか、本文の量、写真の数共に早稲田が優勢でした。明治OBのオイラとしては少し残念です。2025/02/19
karenpapa
0
1987年中学生だったが、今でもあのTVで観た時の興奮が思い出す。ロスタイムの選手から出る湯気、今でも忘れない。この本読みながら、YouTubeで当時の試合を観ると、なかなか感慨深い。 2025/04/12
kata
0
早稲田よりではあるが 明示視点での取材、声もあり 相対的に舞台裏を感じることができる 時々伝統的な体育会の素晴らしさと生臭さが感じられる 「人事に間違いはある」 勝利を決めた殊勲のタックルが競技経験2年未満の選手というのは衝撃の事実 逆にレギュラーが負傷で交代していなかったら 勝敗は逆になったかもしれない 勝負のアヤ まさに、鬼のキモケンの真骨頂なのか 2025/02/16
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