内容説明
江戸のマルチクリエイター・山東京伝による、吉原・浅草芸者の風俗を描いた黄表紙と洒落本の傑作、かつ当時発禁処分となった2篇を画期的現代語訳で。「仕懸文庫」は本邦初作家訳し下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roko
31
現代語訳をしたとはいえ、単語の説明がとにかく多いんです! たとえば「三方」なんて、今でも使ってるけど名前を知らない人の方が多いです。「鏡餅やお月見の団子を乗せる台」といわれて、やっとわかる人がほとんどじゃない?だから、着物の説明なんかが出てきたら、1ページの半分くらいが説明文になっちゃうんだけど、本文よりこっちのほうが面白かったりするのよね。そのおかげで楽しく読み通すことができました。2025/03/05
いのふみ
2
当時の事情や用語を現代と引き合わせたりしていて、注だけで一冊にしたいほど。いとうさんが楽しみながら訳したのがわかる。2025/04/04
いのふみ
1
文章が踊る語りの闊達さ、遊び心、表現の時にユルさ、お上を欺く術、テキスト全体の風通しのよさ。これが江戸文化というのだろう。2025/04/03
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