角川文庫<br> はみ出し銀行マンの勤番日記

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角川文庫
はみ出し銀行マンの勤番日記

  • 著者名:横田濱夫【著者】
  • 価格 ¥506(本体¥460)
  • KADOKAWA(2024/10発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041963012

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内容説明

私生活管理の7大禁止項目、恐怖の蔵検、叩き上げの精神論、金融業界の偏差値の話から、店舗の裏事情、あの手この手の不動産取引の手口まで……。大手銀行勤務の「人事評価特A」のエリート行員が、突如、暴露したおカタイ銀行の内部事情。日本社会のすべての組織において、大なり小なり共通してあるべき現象と様ざまな問題点を、超過激に批評した辛口エッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

38
1995年刊。大手地銀の銀行マンが、自分を殺さなければ生きていけない職場に見切りをつけ、行内の陰湿で閉鎖的な慣習をこれでもかと暴露。面白おかしく露悪的な筆の運びは当時話題になりました。 「企業は個性的な人材を獲ろうとしているが、実際には無難な家畜を望んでいる」と著者は指摘します。大人になることが組織の矛盾や不条理に時には目をつぶることと引き替えだとするならば、組織に真っ向から背を向けた著者の姿勢を一個人としてどう受け止めるか、自分自身に問いかけられているようにも感じました。2019/11/08

山口透析鉄

12
単行本を図書館で借りて読みました。銀行ではありませんが、私も一応、金融関連の勤務先にはいましたので、身につまされる部分は多く、就職活動で某銀行員に言われたことなども思い出し、なるほど、銀行って日本の秀才バカ集団の典型だな、と納得する部分は多かったですね。社畜ではいかんせん…… ただ、著者もフェードアウトしていますので、残念ながら江上剛氏のように書き続けるほどの力もなく、私もこの本を読んで、もう読まなくてもいいと判断したのも事実ですね。 ニッポン会社ムラが傾いた理由、こういう本で既に指摘されていましたね…。1995/09/23

ミヤト

6
荒っぽい文体がいい。あと「どうだ!うちの銀行ってレベル高いだろ!」という皮肉も吹っ切れていていい。 「ひとの下手な曲を聞きたくない」という頭取の考えをぶった斬る。嫌でも接待はしなくちゃあならない。 ジャニーズ系の行員がおばさんに食われてしまう話は好き。 脚色が施されているとはいえ、変人が多すぎて見ていて飽きない。2021/06/19

lop

5
すごく売れて、シリーズも多くでていて面白そうだったので読んでみました。時代を感じますね。面白おかしく書いていていいのですが、なんか書いてある時代についていけなくてピンとこなかった。2016/12/22

Ryota

3
銀行業務を軽く学習。のつもりでしたが、サラリーマンの働き方について考えさせられました。2016/06/30

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