内容説明
日本文化の源流を探求することは宮本常一終生のテーマであった。古代アジアの稲作は日本列島にどのようにもたらされ広がっていったのか。焼畑と狩猟はどのような関係があるのか。竪穴の暮らしはいつまで続いたのか。生涯にわたる膨大なフィールドワークの裏付けのもとに、考古学・歴史学・民族学などの知見を織り込みながら若者に縦横無尽に語った講義「日本文化の形成」。本書はその前半を収録。あわせて、講義と相補する講演「海洋文化と福岡」を収める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MrO
1
驚くべき学識。2024/05/07
R
1
粟や稗、大根など畑で栽培される作物で、コメの代わりに主食となっていた事実を掘り下げていく。稲作を中心としない食文化を取り上げることで日本文化の深みを感じられる、2022/08/04
Hiroki Nishizumi
1
稲・穀物、筏船、住居などを中心とした講演。興味深いものの話が拡散して少しまとまらない印象。明治の条約改正による禁止令が出るまで庶民は裸足だったということは知らなかったな。2015/08/10
aoto
0
ご紹介いたしましょう。民俗学の第一人者である宮本常一さんの講談をまとめたものです。少し前の時代の人なのですが、語られる論が古びないのが見所の一つです。日本人の歴史について、我々はどこからやってきて、どのように暮らしたのか。邪馬台国、ヤマトの頃の時代を焦点に絞り、多角的な点から推論が述べられます。民俗学や歴史好きにはたまらない一冊になるでしょう。2014/08/23
-
- 電子書籍
- わたしの幸せな結婚【ノベル分冊版】 1…
-
- 電子書籍
- ココミル大阪(2025年版)
-
- 電子書籍
- 人違いで解雇されましたが、極上御曹司に…
-
- 電子書籍
- 電気法規と電気施設管理 令和4年度版
-
- 電子書籍
- 天を支える者2 集英社コバルト文庫