内容説明
2年連続新書ノンフィクションベストセラー1位となった『80歳の壁』の著者・和田秀樹医師が、高齢者とその家族に最低限知っておくべき医療とのつきあい方を伝授する初めての本。
「高血圧の薬で日本人が長生きするエビデンスはない」「高齢者の塩分控えめは要注意。低ナトリウム血症を引き起こし、果ては認知症状態に」「痩せると、男性より女性のほうががんになりやすい」「減薬・断薬してみたら入院患者さんが元気になった」「ふだん処方されている薬でも交通事故を引き起こす可能性が」「コレステロール値を下げるとがんのリスクが上がる」などなど。
30年以上にわたる高齢者医療の現場での経験とさまざまなデータから検証。
さらに認知症や慢性病とのつきあい方、明日はわが身かもしれない300万人にものぼる老人性うつへの対処法、介護や在宅医療でQOLを上げるポイントも解説されています。
人生100年時代、本書で知識をリセットしましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
22
ヨボヨボ予防は愉しい趣味仲間。人とのつながりや楽しい活動が、一番の薬。タンパク質をしっかり摂る。いい眠りには、幸せホルモンのセロトニン。太陽の光を浴びて、トリプトファン(卵白、大豆、ナッツなどに多く含まれる)を摂る。「聞こえ」を改善する。「小さくても新しい経験」が大事。いつもと違うことをやってみる。などなど・・・2025/03/22
阿部義彦
17
私が好きになる医者はブラック・ジャックではないが、主流派から外れた、アウトローが多いみたい、養老孟司しかりこの和田秀樹しかり。和田先生はYouTubeで見てファンになりました。私も先生より二歳歳下でほぼ同世代ですが、勿論血圧高いです、でもそれが?と言う感じでもう薬を貰うのも辞めてしまいました。検査は具合が悪くなったら受ける、というのは養老先生も兼ねてから言ってました。日本人のメンタリティーとして薬万能主義が、テッテ的に叩き込まれていますよね。とにかく生を充実させれば、なんとでもなると、余計な心配無用。2024/11/02
aloha0307
13
健康診断で異常値がでても、慌てる必要はないのだね。特に血圧、コレステロール値は薬で数値を下げようとすると、元気・活力が失われてしまうことが多いそうです。メタボ健診の腹囲85センチは確かに低すぎですよね。自身を含め友人でもこれをクリアしている人はいないですよ。2025/06/12
coldsurgeon
11
日本の臓器別専門医療と基準値第一主義、そして多罪処方とは関連性があり、医療には注意深く関わるべきだと説く。医療の恩恵を受けるためには、医療は必要最小限にとどめるべきだとする。そうでなければ、多剤処方による薬の副作用で、身体的な不調を起こし、よぼよぼになるというのだ。確かに多剤処方は、十分に注意して、健やかに人生を生ききるべきだと思う。一病息災、病とうまく付き合いたいものだ。2025/01/02
愛
8
「医者の言うことをまじめに聞く人ほどヨボヨボになる」「薬を5種類以上飲むと、転倒リスクが一気に高まる」「ヨボヨボ予防は、医者より楽しい趣味仲間」「頼りになるのは医療より栄養」「ごはんをおいしく食べている人は免疫力が高い」ピンピンコロリを目指しています。いかに病院に行かずに健康で寿命を全うするには?を研究しています。生活習慣病は、名前の通り、生活に気をつけていれば防げると思います。やはり、孤独より仲間がいるのは幸せなことですね。私は49歳ですが、40歳過ぎに絶不調を経験し、腸活を始めて健康になりました2025/06/24
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