中公新書ラクレ<br> 松本人志とお笑いとテレビ

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中公新書ラクレ
松本人志とお笑いとテレビ

  • 著者名:ラリー遠田【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 中央公論新社(2024/10発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121508201

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内容説明

松本人志は、なぜ30年近くにわたってトップに立ち続けていたのか。そして「ポスト松本」時代のお笑いとテレビは、どう変わるのか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ma-bo

94
著者はフリーライター、お笑い評論家のラリー遠田さん。松ちゃんの性加害問題を軸(性加害問題を読み解く・松本人志とダウンタウンが絶大な力を持てた理由)に、後半はこれからのテレビ界、お笑い界のコンプラや今後への見解、提言。『芸人・松本人志の足を、人間・松本人志が引っ張っている』『現代は番組側の意向を汲んでより最適に立ち回る「地動説芸人」多いので天下取りが少なくなるかも』2025/04/01

あっか

40
新刊。納得度と共感度が高くて一気読みしてしまった。松ちゃんの性加害問題を軸にはしているが、ダウンタウンを主とした現在のお笑いとテレビ論が語られていて、ほうほうそうなんだ、でも確かにそう言われれば…と面白く読んだ。芸人の表芸だけでなく裏側のドキュメンタリー含めてお笑いとして見たい、は正にその通りで、だからこそこういう本が読みたいし芸人さんのエッセイもめちゃくちゃ出版されているんだろうな(そして読んでいるわたし。笑)。芸人・松本人志の足を、人間・松本人志が引っ張っている、という表現が珠玉。2024/10/26

akihiko810/アカウント移行中

21
ダウンタウン松本の性加害問題を軸に、性加害問題を読み解き、また松本とダウンタウンが絶大な力を持てた理由を考察。後半はこれからのテレビ界、お笑い界のコンプラや今後の展望を提言。印象度B+  松本は時代に合わせてお笑い界でのポジションを変え(トッププレイヤーからお笑い界全体のリーダー的立ち位置へ)、「天下」に君臨していたが、性加害問題で舞台から消える。お笑い界は今や「幕末」の動乱期で、プレーヤー(芸人)主導の番組は消え、スタッフ主導の番組となり、ここからは「天下人」は出てこないだろうという読み。  2025/06/27

かめりあうさぎ

17
初読み作者様。起点は松本人志氏の性加害疑惑ですが、そこからここまで彼が権威を振るうようになった過程や背景を、後半はお笑い界とテレビバラエティの今後というところまでの持論へと展開。読みやすかったです。芸人・松本人志の足を、人間・松本人志が引っ張っているという見解がこの人ならではの切り口。アップデートできていないと言えば軽く思えるかもしれないけど、そもそも人を傷つけて良い時代なんて無いと思うんですけどね。やっぱり人としての資質の問題なんだと思うので、時代云々より当然の帰結だと思わざるを得ないかな。2024/12/22

緋莢

12
2023年末に発売された『週刊文春』での報道をきっかけに浮上したダウンタウン・松本人志の性加害疑惑から 始まり、これまでの松本人志とダウンタウン、テレビの未来などについて書いた本。<今回の騒動では、芸人としての松本が人間としての松本に足を引っ張られているように感じる>、<芸人・松本が好きだからこそ、その活動の邪魔をしている人間・松本にはきちんと責任を取ってもらいたい>という部分が とても印象的でした(続く2025/07/13

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