内容説明
「安易なレッテル張り」で、見えなくなるものがある。
「円安は“国力の低下”」「就職氷河期世代は“老害”」「神宮外苑再開発は“破壊”」「首相暗殺犯は“悲劇の主人公”」――巷で「正しい」と信じられているその情報は、真実なのか? ニッポン放送の平日朝のラジオ人気ニュース番組『飯田浩司のOK! Cozy up!』キャスターが教える、ニセ情報を鵜呑みにしないための作法。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
21
巷で「正しい」と信じられているその情報は、真実なのか? ニッポン放送の平日朝のラジオ人気ニュース番組キャスターが教えるニセ情報を鵜呑みにしないための作法。「わかりやすく」という概念に長年とらわれてきた著者が、端折って単純化したり、対立構造、感情に訴える報じ方、二元論にしていないかと警鐘を鳴らす内容で、東京都知事選や放射能問題、コロナ禍、就職氷河期世代の扱いなど、具体的なニュースから見る一貫性のなさや心情に寄り添うだけの報道、批判のための批判などの考察を読むと、やはりわかりやすければいいではないんですよね。2024/12/06
belalugosi6997
17
朝のラジオ番組のアナウンサーだが中立の立場には定評あり。あまり使いたくない言葉だが「是々非々」である。経済や安全保障、災害被災地、多岐に渡り解説をしてくれている。ややもすれば「政府寄り」と批判を受けかねないがこの著書を読めば誤解を解くことができる。例えば尖閣諸島付近で中国がブイを浮かべた問題がある。政府は沈黙を貫き、報道や世間の多くは「腰抜け、親中」と批判した。もしも何も考えずにブイを撤去すれば中国のトラップに掛かることになる。安全保障に疎い私でも理解できた。難しいことは抜きにして地に足が着いた著書である2024/12/21
テト
16
ラジオという報道の現場で感じている世の中の動きについての見方のひとつを提示している。報道で伝えていることが本当に正しいのか、わかりやすさを求める世相の中で歪められている仕組みについて、日本の特性を含む視点を挙げている。特定の人だけがよくなる社会ではなく、皆がよくなる社会をつくるのが政治だが、常にそれぞれが情報を確かめて感じて考えていかなければいけない時代なのかもしれない。2025/03/29
ほんメモ(S.U.)
12
災害、事件、政治問題などの具体的なニュースについて、日本国内で一般的に世間に認識されていることと、実際に現場に取材に赴いて直接目の当たりにしたこととは、異なっていることが多い---そんなニュース取材の経験が語られている一冊でした。タイトルから想像していた内容(わかりやすいニュースばかりがもてはやされることで社会にもたらす悪影響について)に関する記述は少なかったかな、と思いますが、個人的に勝手にそのような事を色々と考えながら読み進めていた感じでした。何がファクトで何がフェイクか、見極める目を養いたいです。2025/06/25
templecity
11
ニッポン放送アナウンサーの著者。野党は反対の為の反対をすることが多い。中国との対応も原則を曲げず主張することが肝要。 2025/06/01
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