消えたい人へ

著者名：のはら里

文芸社（2024/09発売）

• ISBN：9784286144740

内容説明

あなたを愛する周りの人は／あなたのいない悲しみに／あなたが苦しんだ時間より／もっともっと　長い時間／一生　という時間／悲しみ続けるのだということを／どうか　気付いて下さい／ひっそり死んでいかないで／あなたの為に泣く人は／必ず　いるのですから（本文より）──かつて苦しんでいた著者が、今苦しんでいる人たちに向けて力になりたいと一心に願うことでできた詩集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まったん]

タイトルに目が止まって読んでみた。私も消えたくなることがあるので他人事ではない。筆者の伝えたいこともわかる。自分が思っているより人は優しくて、こちらが助けを求めたら手を差しのべてくれるかもしれない。でもそう簡単には声をあげられない。いざ勇気を振り絞って声をあげても、人の冷たさを改めて思い知り絶望が深くなることもある。命がある以上、生きなければいけないのだろうか？消えたい人に対して私は「死ぬな」とも「生きろ」とも言えない。

2017/11/25

[しらたま]

『大和なでしこ』を自分の生きる目標にしたい

2017/05/02

[yasuko]

母親の心が不調で祖母に育てられた筆者がその人生を通して出会った「心のバランスを崩した人」とそこから感じたことが描かれている。

2016/09/03