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内容説明
2024年11月に行われるアメリカ大統領選挙。意外にもよく知られていない大統領の仕事を大統領制の構造などを解説しながら紹介!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
71
この人の本は読みやすい。アメリカ大統領についての概説だが、いわゆるチェック&バランスが重要な制度なので、議会や司法についてもかなり詳しく書いてある。特に連邦最高裁判事についての部分はアファーマティヴ・アクションについての転換や中絶問題を理解するためにも重要。またメディアやロビー活動についてもいろいろ事例を挙げて解説しているが、このあたりが著者の得意分野のようだ。一人ひとりの大統領についてはさほど踏み込んでいないので、列伝系を平行して読むと面白いかも。いくつか疑問点もあったが概要をつかむのには適当と思う。2024/10/12
特盛
34
評価4/5。米国大統領ってどういう仕事か、個人的にあまり明るくなかったので、大統領選挙前に読んで非常にためになった。強大な力を期待されるが、実態として権力は日本の首相や韓国の大統領に比べて制限される米国大統領。大統領令は限られた範囲の効力である一方、立法の提案もできず、また所属党には党議拘束が無いために単純に応援も期待できない。議会への国民からの信用が低下して期待はひたすら大きくなる。このような中で進むアメリカの分断。今日まさに大統領選挙の開票が進んでいるが、米国政治にさらなる関心をもつきっかけとなった。2024/11/06
Inzaghico (Etsuko Oshita)
8
来月はアメリカ大統領選挙が実施される。本書を読むと、アメリカ大統領もアメリカ大統領選挙も、単純な理解で割り切れるものではないのだな、と思う。 アメリカ大統領の権限は絶大に思えるが、実際は議会の方がよほど強権で、大統領の権力はかなり制限されている(ねじれ議会なのでなおさら)。また、1980年代以降の大統領の所属政党と上院下院の多数党が一致しているのがすべて民主党(クリントン、オバマ、バイデン)っていうのに驚く。それも最初の1期だけ。健全な民主主義といえばそうだが、すごいよなあ。2024/10/09
バルジ
5
良書。現今の大統領選のみならず今後のアメリカ政治を眺めていく上で常に手元に置いておきたい一冊。アメリカの統治機構における歴史的背景と日本の統治機構との制度的差異を随所に折り込みながら、アメリカ大統領の「強さ」と「弱さ」をアメリカ政治の枠組みの中で論ずる。アメリカ大統領は立法権もなくあくまで「行政権」の責任者でありその政策変更はあくまで「行政」として及ぼせる範囲内である。この点は日本ではほぼ意識されることはない。立法・司法との関係も複雑な方程式の感があり、日本の首相の方が余程権限的にも強いように見える。2024/11/02
ももいろ☆モンゴリラン
4
大統領の権限は大きく制約されている、と本書は折りにふれて記す。しかしそれでも熱病とも言える執着でこの地位にありつこうとする人が絶えないのはなぜなのか。歴史を守るのではなく「作る」、という若々しい感性がそうさせるのかな…2024/10/27
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