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内容説明
ハリス人気で油断するな!世界一危険な男がアメリカを乗っ取ろうとしている!
まさかの再選を狙うドナルド・トランプ。初の黒人女性大統領を狙うカマラ・ハリス。
現地アメリカでは、トランプ政権時の元高官たちが「自分の利益しか考えない独裁者」とトランプを猛攻撃。他方、人気急上昇したハリスは、多様性尊重・弱者救済を掲げるが、そのリベラル路線を嫌う国民も多い。大統領選の結果で、アメリカは、世界は、どう変わるのか。
アメリカ政治の取材歴40年以上のジャーナリストが、日本では報じられないディープな現地情報をもとに、前代未聞の大統領選を読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
呼戯人
14
世界に断崖の危機がやってきた。トランプが再選してしまったからである。トランプの周りの共和党の人々は、ハンガリーの独裁者オルバンの虜になっているそうだ。オルバン主義のカルトというのが共和党の今の実態だそうだ。その政治的方針は、信教の自由、表現の自由、結社・集会の自由を奪い去る事。同性愛者の権利のはく奪、気候変動政策と環境保護を廃止、リプロダクティブケアとヘルスケアの制限など、ファシズム的政策である。これがアメリカで実施されたら、日本への影響も避けられないだろう。世界は暗黒の世界へ落ち込むのだろうか。2024/11/11
kenitirokikuti
11
2024年大統領選の前に刊行された本だが、私が本書を購入したのは決着後。どちらが勝ちそうかといった予想は水晶占いと同じだからやらないと著者は言うが、論調が反トランプ120%なので、読後感は「外した」であった。けっきょく、ワシントン駐在の記者の目はワシントンの目であるということなのだろう。そういえば、著者はトランプ1期目について、トランプは最後までワシントンDCの住人になりきれなかった、と表現している。2025/01/17
Humbaba
4
誰もが納得できる理想的な政治があればベストだが、残念ながら社会はそれほど幸せに満ちたものではない。ベストではないかもしれないと思いながらも、どうにかしてそれを支えていくことが必要になることもある。不満を上げればきりがないが、それをしていても状況は好転しない。どちらを選んだとしても不満はあるのかもしれないが、少しでも安定したものを選びたいというのは人として当然の考えであろう。2025/02/25
Humbaba
3
大統領選挙の結果は社会に大きな影響を与える。それは誰もがわかっているが、だからと言ってみんなが最適になるように行動しているとは限らない。勿論本人は適切だろうと思って投票するだろうが、情報収集できる範囲には限りがあるし、他にもその人にとっては重要なこともある。それは間違っていないのだがあまりにも大きな影響を与えるものについては良く情報を集め、大きな失敗をしないようにしなければならない。2025/04/26
Go Extreme
2
遺産の持ち運び アメリカの検事としてのユニークな強み 前の候補より大幅に若い ドナルド・トランプではない 陽気な戦士たち(Happy Warriors) 深いニヒリズム ワシントンD.C.の官僚政治の否定 腐敗したディープ・ステートの破壊 どうも独裁者に惹かれる心の弱さ もう優しい男はやめだ 「トランプがトランプらしくしている」 第2のレーガン 民主主義の多様な価値観 国家権力の回復力 アメリカの将来の可能性 世論調査は当てにならない オクトーバー・サプライズ ワシントンD.C.はアメリカではない2025/05/20