内容説明
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したヴァイオラは婚約破棄の後、国外追放になり隣国アウデラードにやってきた。シナリオから離れ自由に暮らそうとする彼女だが、親戚の伯爵家の令嬢アリーチェの身代わりで夜会に出た際、王太子ダンテに気に入られてしまう。彼はゲームで『ぶっ壊れモブ』と言われた高スペックチートキャラだった。「もっと声を出して。君は最高だ」元々彼が最推しだったヴァイオラは言い寄る彼を強く拒否できず!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
正直レビュー
5
KU。転生悪役令嬢が悪役に徹する為に舞台装置として活躍する話。スカッとして溺愛を求める人には物足りないかと思います。ヴァイオラが親戚のアリーチェの名前をずっと使っていて物語の大分後半じゃないと、ヒーローのダンテに名前を明かさない所かな。もっと前に分かっていたらと思う。そもそも両親と仲が悪いわけじゃないのに、舞台装置としての役割を全うしようと思っているせいで無責任な奴だなという印象が残った。中の人は30歳だよ。思い込み激しすぎだろとツッコんだわ。盛り上がる部分で最推し様という言葉が出てきてゲンナリした2025/01/02
ルーシー
4
幼い頃に自分が前世にやっていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気づいたヒロインはバッドエンドを回避するため気をつけて生活し美しく成績優秀な学生に成長したが覚えのない罪を着せられ王太子より婚約破棄、そして国外追放を言い渡される。そして隣国にやってきたヒロインは親戚の令嬢の身代わりで夜会に出てそこでかつての推しだった王太子に出会い…。 作者様買い。 正義感や才能に溢れ気持ちの良いヒロインとそんな彼女を追い求める最推しヒーローが素敵でした。2024/12/24