扶桑社BOOKSミステリー<br> 山の王(下)

個数:1
紙書籍版価格
¥1,375
  • 電子書籍
  • Reader

扶桑社BOOKSミステリー
山の王(下)

  • ISBN:9784594094522

ファイル: /

内容説明

謎の連続誘拐殺人犯「山の王」を追え!

「迷宮入り事件とさまよえる魂」課の長となったアスカーは、心臓発作で倒れた前任者サンドグレン警視が、スミラ失踪事件につながる重大な手がかりを追っていたことに気付き、独自に事件の調査を進める。
 アスカーは幼馴染で廃墟研究家でもあるマーティン・ヒルと協力して真相に肉薄していくが、連続誘拐殺人犯「山の王」もまたアスカーのことを標的に据えていた……。
 魅力的なキャラクター、サイコ犯との息詰まる攻防、意想外の展開。北欧警察小説の新たな傑作、ここに登場!〈解説・若林踏〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

70
連続殺人犯「山の王」はサイコパスのようだ。身辺に異変を感じるレオ。警察署内では孤立していたが幼なじみのマーティンと再会、協力して真相を追うことになる。もしやと思った人物が犯人かと思いきや…。閉所恐怖症には厳しい設定かもしれない。下巻になり作品全体は綺麗にまとまったが、前任者の事件が少しはっきりしない。シリーズ1作目としてはキャラクターも含めた登場人物紹介としてそれなりかと。次作も読んでみたい。2024/10/02

タツ フカガワ

49
犯行を重ねるたびに鉄道ジオラマに被害者を模した人形を置いていく“山の王”と名乗る人物に一歩一歩近づいていくアスカー。上巻で、ちょっと盛り込み過ぎではと書きましたが、これらがすべて繋がっていく展開に圧倒されました。加えて彼女の異動先の、マルメ警察署のもてあまし警官たちがじつは情報通、技術通、事情通、武闘派というキャラクターも魅力的。次作へ繋がる最後の一行、ぜひ邦訳で読みたいものです。2025/02/11

星落秋風五丈原

28
上巻で「迷宮入り事件とさまよえる魂課(直訳はどういう意味なんだろう)にようこそ!」と迎えられたレオ・アスカーは、心臓発作で倒れた前任者サンドグレン警視が、スミラ失踪事件につながる重大な手がかりを追っていたことに気付き、独自に事件の調査を進める。レオは幼馴染で廃墟研究家でもあるマーティン・ヒルと協力して真相に肉薄していくが、連続誘拐殺人犯「山の王」もまたレオのことを標的に据えていた。本人のコントロールできる範囲は少ない。敵としての利点は、正体がわからない点のみである。 2024/12/03

bapaksejahtera

17
主要登場人物が入れ替わり登場、その眼で物語が展開する本作。中に異質なのが主人公の女性刑事が異常な父親の薫陶により戦士として成長する何章かが挟まる。「山の王」と名乗る異常者が有力者の娘を誘拐した事件。左遷された主人公の手でその正体がバレる。その意外さ(だけ)は理解できるが、悪漢は一日48時間を与えられたように八面六臂に振舞う不思議、犯人当ての選に漏れた男は一体どうした等、筋書きに穴や伏線過多は目立つが、兎も角この作者の中では抜群に惹きつけた作品だった。最後に父との確執を経てのどんでん返し。次作も読みたくなる2025/04/22

こーらすまま

10
難解な北欧ミステリー、読みづらいかと思いきや予想外のテンポの速さと読みやすさにページ繰る手が止まらない!ヒロインの人格を形成した特異な子供時代もちょいちょい回想シーンとして挿入され、誘拐された女子大生とともにダブルヒロインを応援しながら一気読み。2025/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22218652
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす