角川書店単行本<br> さかさ星

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角川書店単行本
さかさ星

  • 著者名:貴志祐介【著者】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • KADOKAWA(2024/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041151297

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内容説明

戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く特級長編ホラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

314
貴志 祐介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新境地、意欲作、伝奇呪物怪奇譚の大作でした。しかしながら著者の過去の傑作「黒い家」&「悪の教典」と比べると、期待値が高いため、蘊蓄多め&怖さ少なめ&面白さ少なめでした。 河童や人魚の木乃伊を造る職人が存在していて、輸出もしていたというのは史実でしょうか❓ https://www.kadokawa.co.jp/topics/12466/2024/11/12

パトラッシュ

300
ジャンル的にはホラー小説のはずで、残酷な大量殺人や戦国期まで遡る呪い話が満杯なのに、まるで怖さを感じない。理由は明白で、語り手の亮太と霊媒師の賀茂禮子が喋りまくるためだ。どんな異常現象も懇切丁寧に解説され、白日の下にさらされていく。すらすらと読めて膨大な情報を与えられる読者は満腹になってしまい、得体の知れない恐怖を感じる暇さえなかった。こうした手法は超自然の恐怖を描くには不向きであり、逆に情報の少ない方がよかった。また復讐劇を操るラスボスが、マスコミの取材を嫌って手打ちに持っていく結末もシラケてしまった。2025/02/13

のぶ

171
賛否いろんなレビューがあるようですが、自分はあまり楽しめませんでした。読んでいて過去の人物の名前とか多くの呪物がでてくるが、なんかゴチャゴチャしてしまい、途中から読み疲れてしまった。確かに呪物については詳しくなったけれど、この展開で600ページ読まされるのはさすがに長すぎる。貴志さんには初期の頃の「暗い家」や「青の炎」を期待するのだけれど、本作でもその希望は満たされなかった。虚脱感しか残らない。そろそろこの作家から卒業しようと思う。2024/10/28

やっちゃん

148
和風ホラーというべきか、いろんな年代モノの呪物が総出演。モノが犯人みたいなものでこれも新しい。どっちが悪なのか分からない終盤前が一番面白かった。このハラハラが久しぶりにサスペンスって感じで楽しめた。最後は正体不明のままが多くてしりつぼみだけどそれこそホラー。ピークアブー!2025/03/13

粗晒し六兵衛

122
作者の知識量が凄い。呪い、鬼、悪魔、呪物などなど。これでもか!ってくらい色んな物が出てきてもう読んでて大好きなやつだってなる。2部作とのことなので早く続きを読みたい。2025/02/08

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