TO文庫<br> 最後の医者は海を望んで君と生きる

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TO文庫
最後の医者は海を望んで君と生きる

  • 著者名:二宮敦人【著】/syo5【イラスト】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • TOブックス(2024/12発売)
  • 冬の読書を楽しもう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/13)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784867943748

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内容説明

著者シリーズ累計100万部突破!(電書含む) 
前作から6年ーー
衝撃と感動の「最後の医者」シリーズ最新刊!
待望の書き下ろし長編!!


【あらすじ】

「これがあなたが誰かと話せる、最後の機会になる可能性があります」
クリスマス。結婚3年目を迎える女性が最愛の伴侶を喪った。
懸命にその治療へ挑んだ担当医・福原雅和(ふくはらまさかず)は
手術ができなくなり、行方を眩ます。
彼を探す友人の桐子修司は、
今までに関係した遺族たちと対話を重ねるが……
大切な人に先立たれた後、残された人々はいかに生きていくのか? 
消えない死別の悲しみの向こうへーー
今を生きる人々の希望を描く、大人気シリーズ最新刊!

<発売前より全国の書店員様より絶賛の嵐!>
『最後の医者』シリーズには人が生きるという事に対して「嘘」がないのだと思う。だからこんなに心を動かされるのだろう。衝撃や派手さだけが目立つ最近の小説の中で忘れてしまっていた誠実でまっすぐな物語の感動がここにはある。
(SHIBUYA TSUTAYA IP書店/プロジェクトリーダー・栗俣様)

大切な人の死を受け入れる苦しみを、その先に進む方法を-今生きている者が、生きていく為に必要な物語です。
(草叢BOOKS 新守山店/文庫担当・勝俣様)

今作が初めてでしたが、シリーズ3作目のみでも十分に読みごたえがありました。登場人物の過去、そして未来を知りたいと思いました。
(函館 蔦屋書店/文庫担当)


著者について
●二宮敦人(ニノミヤ アツト)
1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。代表作『最後の医者は桜を見上げて君を想う』等、フィクションとノンフィクションの垣根を越えて活躍。著書に『18禁日記』『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』『サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士』等がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akiᵕ̈

26
この作品にまた出会えるとは!あれから6年。朝は元気に出て行ったのに病院からの電話で夫の不測の事態を知らされる『とある伴侶の死』で始まる今作。死というものがもたらす恐怖、苦しみが、その当事者側(患者と家族)と治療に当たる側(医師)の視点から克明に描かれていて、身近な人の死が及ぼす影響を体感する。過去に縛られて前に進めないで、もがいている中でも必ず側に寄り添ってくれる人がいる。葛藤していく中で少しずつ希望が見え、折り合いがつけれていく。だって生きているんだから!今を受け入れる事が出来た時、生への強さは大きい。2024/12/09

なみ

16
待望のシリーズ最新作。 ある男性の死によって、結婚して3年目だった彼の伴侶や、彼の手術を担当した福原は深く傷ついてしまう。 誰も悪くないのに、誰もがどうにもならない悲しみを抱えていて──。 読んでいて、こちらまで苦しくなってしまいました。 正義のヒーローのような福原とは正反対のキャラクターとして描かれている桐子の、福原に対する感情がすごくエモかったです。 自分が生きている今を、周囲の人たちを、ちゃんと大切にしようと改めて思わせてくれる1冊です。2024/12/17

shi-

15
前半はキツすぎる。 読むのを本当にやめてしまおうか、と思った。 大事な人を亡くした家族の苦しさが、これでもかと言うくらいリアルに描かれ、本当に辛かった。 少しずつ少しずつ光が差し、読み進める辛さも少しずつ軽くなる。 こんなに感情移入した読書時間は久しぶりだった2024/12/13

ガブリエル

8
最後の医者シリーズ第3弾。 スーパードクター福原の挫折と夫を亡くした藍香の悲しみのパートが交互に描かれるが、ちょっとぶつ切り感があってひとつの物語としてのまとまりがないな〜と感じた。 福原の同期の桐子の変わりようや尋の藍香への献身が際立つ。浩平を理解し彼の思いに寄り添おうとする尋の姿には胸が熱くなったし、いつか浩平を超えて藍香の一番になって欲しいと願う。今回はグリーフケアをテーマにした話だったからか、死にゆく者の思いを描いた前2作ほどには泣けなかったけど、ラストはやはり未来を感じさせる終わり方でよかった。2025/01/05

色素薄い系

4
面白かったです、と書くと語弊がある今作。今までとは違い1つの死が本編中ずっと関わっていました。救えなかった無念がここに来て切れてしまった福原と若くして最愛の人を亡くしてしまった藍香の再生の物語。先立たれても遺族は生きていかなきゃ行けない、どう折り合いをつけて死を受け入れるのかが丁寧に描かれていたかなと思います。そんな藍香に惹かれた尋は見返りはいらないと寄り添ったから掴めた幸せですね。桐子が福原の不調の理由が分からずだから知りたいと知ろうとする展開は彼にとってやはり福原はかけがえの無い人物なんだなと感じた。2025/01/08

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