内容説明
カンニング竹山氏 絶賛!
「トゥレット症と言う症状を私達が知ることでお互いがきっと幸せな人生に近づくはずだ!まず知ることからやりましょう」
自分の意思に反して、身体が動いてしまったり、声が出てしまったりする症状が持続する難病、トゥレット症。その当事者として、孤独、絶望、偏見に悩みながらも、着実に夢を叶えてきたパワフルな半生を綴る!
「僕自身も、トゥレット症の当事者の一人です。チックの症状と付き合いながら、十数年が経過しています。一時期は外に出ることすらしんどい時期がありましたが、現在は、さまざまな工夫の末、自分でも「すごく幸せな生活を送れている」と日々痛感しています。本書には、当事者としての僕の半生や、病気と向き合ううえでのライフハックを詰め込みました。」 ──〈はじめに〉より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかたか
9
著者の酒井さんに取材したYouTube番組で本書の存在を知り、手に取る。トゥレット症自体を知らなかったので、取材を受けこうして発信する当事者の方々に感謝したい。街でたまに見かける突然大声を出したり身体が動いてしまう人について、コミュニケーションはとれないものと思い込んでいたのを改める。教職課程の介護等体験で社会福祉施設に行った際、「普段は見えないけれど障害のある人々も当たり前に隣人として暮らしている」とハッとしたことを思い出した。広く読まれてほしい本。2025/02/21
さちこ
9
最大のライフハックは挨拶、笑顔、感謝。感銘します。2024/10/26
鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
8
著者はいろいろ困難を抱えつつも、やりたいことはなるべくやり、楽しんで生きる!と腹を据えてるので、爽やかな青年だなと思う。こういう人を見習うといいんだろうなあ。/アメリカ社会での障害者の受け入れはスマートなんだなあ。こういうのも見習えればいいよね。2025/02/01
a.i
7
★★★私も酒井さんの発信でトゥレット症を知ったひとりだ。本には書ききれないほど、多くの苦労があっただろうと思う。ネガティブな感情にとらわれてばかりいる自分が恥ずかしくなるなぁ。2024/11/05
みじんこ
6
著者の発信を見てトゥレット症とチックについて知った。確かにそういった病気の存在を知らないと、何だかよく分からないけど怖い人という印象になってしまうと思う。病気だからと内向きにならず、自分の病気を積極的に説明したり周囲の理解を得る努力のほか、行動療法まで取り組んで「生きやすさを追求」していることが分かる。ここまで来るのに語られていないたくさんの苦労もあったのだろう。心掛けているという「挨拶と笑顔と感謝」は全ての人にとって大切だと思う。前向きに目標を持って生きることの大事さも著者の姿を通じて再認識できた。2024/11/24