内容説明
失われた夢の国へようこそ
巨大すぎるクローズドサークルで連続殺人発生!?
衝撃の全編リライト! 待望の文庫化!!
銃乱射事件で閉鎖された遊園地・イリュジオンランドへ、廃墟コレクターの資産家・十嶋庵が二十年ぶりに人々を招く。廃墟マニアの元コンビニ店員・眞上永太郎をはじめとした招待客が、廃園の所有権を賭けた宝探しに挑戦する最中、串刺しになった血まみれの着ぐるみが見つかり……。驚愕の廃墟×本格ミステリ長編! 文庫版あとがき収録。
【目次】
プロローグ
第一章 失われた夢の国
第二章 着ぐるみに死す
第三章 燃える迷宮
第四章 事件は巡る、星は回る
エピローグ
文庫版あとがき
カバーイラスト/Add your name
カバーデザイン/坂野公一(welle design)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
61
開園当日、銃乱射事件が起きて廃園となった遊園地。二十年後、廃墟となったそこに集められた関係者。そこで新たな事件の幕が開き…。とホラー映画マニアなら魅惑されずにはいられない設定のミステリ。ジェットコースターやミラーハウス等独特のギミックは上手く使われているので面白いのだが、トリックに関してはちょっと大味な気がする。特に過去の事件に関するアレやコレやはやはりちょっと設定に無理があるのではないか。あとシリーズとして意図されていたせいか、主人公の過去が仄めかされているのだが…続編が出るみたいなのでそちらに期待。2026/01/07
森オサム
50
タイトルのインパクト(廃墟好きの感覚が分からんので)と、単行本からの全面リライトとの点に惹かれ文庫化を待って購入。感想としては、やはり廃墟の魅力は分からんかった所、謎めいた言動の主人公の設定が生かされてない所は気になった。リライトに関しては単行本との比較が出来ないので保留だが、読み辛くは感じなかったので良かったのでは。ミステリの形としては、クローズドサークルでの連続殺人、プラス過去の因縁との繋がりとは?、と言う王道本格で、端正な美しさは感じ無かったが、若い作家の熱量が伝わる力作。まずまず楽しく読めました。2025/02/09
かな
45
約3年前に刊行された作品の文庫版ですが、作者もあとがきで書いていますが、ほぼ書き直しという全面改訂版だそうです。登場人物の何人かは複雑で読みにくい名前が読みやすい名前になっていました。基本的な内容は変わっていないのですが、シリーズ化するための工夫が随所にみられるのと、どこがどうと言われるとあれなのですが会話の内容や複雑になりそうなところの簡潔化みたいなのがあり読みやすくなっていました。「廃墟探偵シリーズ」として年内には続編が出るという事なので期待して待ちたいと思います。2025/01/13
よっち
37
プレオープン中に起きた銃乱射事件のために、閉園へと追い込まれたテーマパーク。かつての夢の国に招待された廃墟マニアのコンビニ店員・眞上が連続殺人事件に遭遇するミステリ。「イリュジオンランドは、宝を見つけたものに譲る」という廃墟コレクターの資産家・十嶋庵からの伝言。様々な思惑を抱えて宝探しを始めた招待客たちが遭遇する連続殺人事件。遊園地誘致と過去の事件を巡る因縁はなかなか複雑で、積み重ねていった伏線を鮮やかに回収していきながら、意外な展開から事件の真相を見事解き明かしてみせたその結末はなかなか良かったですね。2024/10/04
lucifer
30
ある事件によって開園せず廃墟となってしまった遊園地。その廃遊園地を買った酔狂な廃墟好きの富豪に招待を受け集まった、廃墟マニアな主人公等と遊園地の元関係者達。そら事件が起こらない理由ないじゃないですか。もうそれだけでワクワクが止まらなかったので、第1殺人までちょっと長かったけど乗り切れた。その後は、期待を裏切らないスリルとミステリーが押し寄せかなり面白い。ただ、廃墟好きの富豪は良いとしても主人公自身が胡散臭すぎてその辺りはノリきれなかったが、“廃墟探偵”シリーズとして続くようなのでこの先に期待。2024/10/18




