内容説明
新たな頭脳装置（ルビ：ブレインユニット）アサヒの誕生で騒がしくなる要塞【ザ・ツリー】。イブはテレク港街を【ザ・ツリー】の支配下に置くと、支配領域を広げるため新設艦隊を西方のレプイタリ王国に派遣することに。人工衛星や諜報ボットをはじめとした技術力でレプイタリ王国を圧倒していくが、なんの前触れもなくレーダー衛星がロストする。その調査に派遣した偵察機が発見したのは、空想上の生物であるドラゴンに類似した巨大な魔物だった――。
超性能なのに甘えん坊な統括AIと共にTS少女がファンタジー世界を生き抜く物語、第3弾！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
15
★★★★★面白かった。ついに始まる王国への侵略戦争と、この惑星の人類の中では最大の武力を持つ帝国との海戦、そしてワイバーンと名付けた竜種との総力戦のざっくり3本立てで構成されており、資源不足でひーこら言っていたザ・ツリー側がようやく戦闘用にまわせるだけの資源を得て、攻勢に打って出るところが描かれる内容。これまでは(主に資源の面で)積極策を取ってこなかった彼女たちがいよいよ……といった感じで、その星の技術水準を遥かに凌駕する武力を行使してく様はいっそ清々しいまで感じて良かった。2025/10/13
しまふくろう
8
続けて購入。 表紙は初の違うポーズだった。 物語は魔法の解明に生み出した姉妹がえらい性格だった話。今までの姉妹達もいちおう個性はあったが、アサヒだけ落差が凄い。魔法解析のためにサブカル漬けにしたという理由があるのだが、それだけでは説明できないかっ飛ばしぶりに笑った。科学では魔法に対するセキュリティが上手くいかない、という理屈も面白いが、だとすると魔法も科学には干渉できないんだろうか。 ここからどうなるのか、続きが楽しみ。2025/03/22
菊地
5
これまでのオーバーテクノロジーを有しながらの慎重な動きには一抹のもどかしさがあったから、積極的な行動に移る本巻の展開は純粋に楽しかった。2024/10/13
orthros01
1
アサヒ参加で賑やかになった。理不尽(ファンタジー)解析も進む…か？ web版既読だが、正直どこが違うのかあんまわかんなかった…2024/09/30
