図書館教育論 学校図書館の苦闘と可能性の歴史

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図書館教育論 学校図書館の苦闘と可能性の歴史

  • 著者名:根本彰【著】
  • 価格 ¥4,620(本体¥4,200)
  • 東京大学出版会(2024/09発売)
  • ポイント 42pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784130010092

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内容説明

学校図書館の苦闘と可能性の歴史
「主体的・対話的で深い学び」=探究学習の原形はすでに戦後間もない時期の学校図書館の運営法の議論のなかに含まれていた。本書では学校図書館を探究学習に活かすための示唆や教育課程に取り入れることの可能性を戦後の図書館教育実践を辿ることで浮かび上がらせる。


【主要目次】
第Ⅰ部 学校図書館問題とは何か

第1章 学校図書館をとらえる視座
1 デューイの学校モデルを起点として
2 図書館教育をとらえる視点

第2章 戦後学校図書館政策のマクロ分析
1 政策論の必要性
2 先行研究の確認と研究方法
3 第一期(戦後教育改革期、一九四七―一九五八年)
4 第二期(日本型教育システム期、一九五八―一九八七年)
5 第三期(二一世紀型教育改革期、一九八七―現在)
6 学校図書館政策の窓はどのように開くのか

第II部 図書館教育という課題

第3章 戦後新教育における初期図書館教育モデル
1 戦前の図書館教育
2 戦後図書館教育のきっかけ
3 東京学芸大学附属小学校(世田谷校)(一九四八―一九四九年)
4 図書館教育論の拡がり
5 阪本一郎と図書館教育研究会
6 『学校図書館運営の手びき』(一九五九年一月)
7 図書館教育と読書指導の関係

第4章 図書館教育の実際
1 新教育カリキュラムとコア・カリキュラム運動
2 図書館教育実践の準備過程
3 甲府市立南中学校の図書館教育(一九四九―一九五二年)
4 東京都港区立氷川小学校の図書館教育(一九五三―一九五四年)
5 川崎市立富士見中学校の図書館教育(一九五二―一九五五年)
6 栃木県立栃木女子高等学校の図書館教育(一九五五―一九五六年)

第5章 図書館教育の帰結
1 一九五〇年代の図書館教育
2 資料センター論と読書指導
3 「教科と学校図書館の結びつきをはばむもの」

第III部 図書館教育が実現されるには

第6章 文部省初代学校図書館担当深川恒喜の図書館認識
1 分析の視点
2 宗務官時代と宗教観
3 学校図書館担当時代
4 道徳教育調査官時代
5 「図書館教育の復権」

第7章 二一世紀の教育課程につなぐために
1 担い手の問題
2 探究学習のための学校図書館は可能か
3 リテラシーからメディア情報リテラシーへ
4 学校図書館のリーダーシップ論

補論 学習リソース拠点の提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mie

1
長くかかったけどなんとか読み終えた…。 学校図書館、図書館教育について、戦後から今まで、政策的に、図書館界的に、実践的にどう捉えられ、扱われてきたのかを紐解いた本。 結局は人(とそれに伴うお金)なんだよな…と実感。特に戦後初期に政策基盤から抜け落ちたのは大きかったのかも。2025/08/13

takao

1
ふむ2024/12/09

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