内容説明
1974年4月12日『ウルトラマンレオ』はスタートした。オイルショックに伴うコスト上昇と“終末ブーム”に象徴される厭世的な気分が、番組に大きな影を落としていた。『帰ってきたウルトラマン』からシリーズを支えてきたTBS側プロデューサー橋本洋二は勇退し、後を託されたスタッフは限られた予算と時間の中、多くの名エピソードを生み出していく。ウルトラマンレオは怪獣・宇宙人と死闘を繰り広げたが、スタッフもまた視聴率というモンスターと戦っていた…。“第2期ウルトラシリーズ”最終作の道行きを描く人気ドキュメンタリー完結編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei-zu
16
子どもの頃の「レオ」の印象は、怪談だの昔話だのシリーズばかり。でも、放映当初は、等身大で殺人を行うような「通り魔」的な「星人」が少なくなかったという。なんだよ、「星人」っていう呼び名。流転のテコ入れに翻弄された「レオ」は、「円盤生物シリーズ」で第2次ウルトラシリーズを締めくくる。ウルトラQから始まった著者による本シリーズも最後とのこと。残念だなぁ。2024/09/29
緋莢
14
「セブン絶体絶命の時現れたのは、そう我らがヒーロー、ウルトラマンレオである」(第一話ナレーションより) 1974年4月に放送が始まった「ウルトラマンレオ」。オイルショックの影響による物価上昇が番組制作の枷となり また怪獣ブームの終焉も重なり、「ウルトラマンレオ」は視聴率で苦戦、番組は迷走することに…2022年に全話視聴した際に、序盤で観るのを止めようかと思った作品。その理由は、この本にも書かれているようにウルトラマンレオが弱すぎるのと(続く2025/12/07
makimakimasa
7
4歳の息子が50年前のヒーローにドハマりした。『日本沈没』『ノストラダムスの大予言』『燃えよドラゴン』…当時の世相とブームの影響に加え、前作タロウの反動もあって孤独で未熟かつシリアス路線。でも初回視聴率17.9%→最終話8.3%は何とも寂しい。MAC隊長役のオファー受けた森次晃嗣は当初モロボシダン役ではなく、本人が抵抗感を示した為に変更。しかしスポ根的役割はイジメに見えて評判悪く、第14話から主題歌を明るめのマーチに変えたりして路線変更を図るも立て直し失敗。なおウルトラカラー縛りの限界きてキングで解除。2025/03/12
qoop
7
オイルショックの影響を被る中、怪獣ブームが去り、TBS・円谷プロの両プロデューサーが刷新され、打つ手が悉く外れていく「ウルトラマンレオ」の制作状況を、証言と資料から読み解く本書。放映当時に当方が感じた何故?をあれこれ解いてくれた。シリーズの掉尾を飾る一冊だが、書きようによっては円谷プロ不遇の時代への突入を含めてもおかしくはなかったろう。それを、フラットな書き口ながら作品再評価への道を示して終わる点が心地よかった。シリーズ全体を通した著者の視点を再認識した。2024/09/26
コウみん
2
ウルトラマンレオ50周年。 作品にかかわった人たちのインタビュー集でウルトラマンファンならおすすめ。 ちなみにモノマガジン2024年11月15日号にも「ウルトラマンレオ」関連の記事が出ている。2024/11/25




