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内容説明
静寂の京都……あるフランス人女性の喪失と再生の物語
フランスで生まれ育ったローズは、日本人の父の顔を見たことがなかった。
フランス人の母は5年前に自殺。自分を可愛がってくれた祖母も他界している。
孤独な40代を送るローズのもとに、ある日、日本から父の訃報が届く。
相続の手続きのためにしぶしぶ京都へ向かった彼女は、美術商だった父の助手を務めていたポールに出会い……
全世界で200万部超『優雅なハリネズミ』著者による長篇小説を
第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」に輝いた高浜寛がフルカラーで漫画化!
グラフィックノベルの新たな傑作、日仏同時刊行!!
目次
見渡す限りの芍薬の花
円の外
あやめを手折る
松に隠れて
梅は私の中に
氷の中に咲くすみれ
涙に濡れた椿
回り道を促すナンテン
石を癒す苔
三日見ぬ間の桜
紅葉のように生きよ
原作者より ミュリエル・バルベリ「キスケ」
高浜寛より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
4
亡くなった父の遺産を相続するために京都を訪れた女性・ローズが、離別に向き合い喪失を抱えつつ生まれ変わる物語。フランス人である彼女を通して描かれる”京都”という土地は、奥ゆかしく美しい場所というだけでなく、虚無や孤独を抱えた地獄の様にも映る。苛立ちながら周囲に接してしまう、嫌な尖り方をしたローズが、心を鎮めて地獄に花園を見るまでの過程では、ポールの台詞を始めとした、凝縮されて深みのある言葉選びが秀逸で印象的だった。彩色の影響もあるが、光と影、またはその静寂さが際立っており、どことなく神秘的。読めて良かった。2025/06/14
Susumu Kobayashi
3
作者をフォローしている弟が貸してくれた本。フランスの作家ミュリエル・バルベリ(ゴンクール賞ノミネート作家とのこと)の原作の漫画化。日本人の父とフランス人の母の間に生まれた娘ローズは父親と一度も会ったことのないまま、父の死を知らされて日本までやって来る。迎えたのは父の仕事仲間だったベルギー人のポール。父の遺言が読み上げられる日まで、ポールは毎日のように京都の寺を案内していく。妻を亡くしてポールにローズは惹かれていく。当然ながら「文学的」な作品で感想が書きにくい。巻末に原作者の言葉が寄せられている。2024/10/29
ぷくらむくら
1
京都の風景に魅かれるが、主人公の気持ちに寄り添えず。ちょっと残念。2025/01/07
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