教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由

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教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由

  • ISBN:9784801307339

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内容説明

《アパレル店長が教えるやさしい服飾史》


ブランド物の服って、正直めちゃくちゃ高いですよね?

値段が値段だし、高品質でこだわっていることは分かるけど、それでも一見なんの変哲もない白シャツやパーカーが、普通に10万円を超えてしまうような世界です。

「それでも好きだから頑張って買う」という方と、「自分には理解できない」という方……両方いらっしゃると思います。僕はどちらの方にも読んで欲しいと思って、この本を書きました。

本書に書いてあるのはファッション全体の歴史、そしてその中で誕生してきた、たくさんの素晴らしいブランドたちの物語です。
アパレル業界は、ものすごく見栄っ張りでカッコつけなところがあります。おまけにプライドもめちゃくちゃ高い。だから、いざファッションの歴史について知りたいと思っても、小難しく説明してきたり、余白を残した抽象的な言い回しをしたりします。
不必要にハードルを上げてしまいがちなんですね。

そういった現状を打破する本にしたいと思い、カッコつけた言葉は使わず、可能な限り具体的な解説を心がけました。

服好きな方にとっては、よりファッションが楽しくなる1冊に。
なんとなく興味本位で手にとっていただいた方にとっては、新たな世界に踏み入れるきっかけとなる入門書に。

本書がそんな存在になってくれれば、幸いです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

117
71歳で再デビューしたココ・シャネルはすごい(しかも理由がクリスチャン・ディオールが気に喰わない)。 現代のストリート系ファッションブランドはほぼ知らないのばかり2025/03/09

アキ

86
フツーの白シャツが10万円もする理由は何なのでしょう。戦後から50年代は、バレンシアガ、ディオール、シャネルなど高級仕立ての服が中心であったが、60'Sイブ・サンローランがプレタポルテという仕組みを作り、英国と米国でストリートカルチャーが流行し、70年代は既製服の普及でピエール・カルダンやリーバイスなどのジーンズが流行り、80年代はモード系の日本人が黒の衝撃で席巻し、90年代裏原系やユニクロ、2000年代エディ・スリマンのタイト・シルエットなど現代まで続くブランドの無形の価値の流れをざっくり理解できます。2024/11/12

syaori

60
語られるのはウォルトやポワレから始まるファッションの歴史で、それはシャネルやディオール等のハイブランドだけでなく、スウィンギングロンドンや日本のグッドイナフ、アンダーカバーなどの裏原系も含めたストリートの潮流も絡めて現在のバレンシアガに代表されるラグジュアリーストリートの流れも視界に収めていて大変面白かったです。また最後のオーラリーほかのドメスティックブランドの紹介などはテイストや素材使い、美学などを生き生きを語っていて普段あまり触れないメンズがメインのブランドについて知ることができ、楽しい一冊でした。2025/03/28

チャッピー

29
オートクチュールからプレタポルテ、米英のストリートから生まれた文化、コム・デ・ギャルソンの黒の衝撃、DCブランド台頭、ユニクロ、各ブランドを牽引したディレクターたち、モードとストリートの遭遇、ブランドのコラボ、などなど。単なる歴史ではなく過去から続くファッションの現状がとても分かりやすくまとめられていた。2025/02/04

くさてる

26
面白かった!熱があるけど柔らかい語り口で、まさに教養として読むことができる現代ファッション史。こだわりはあって排他的ではない視点が良かった。写真はないものの、芯を捕らえたイラストが掲載されていて、それがまた良かったです。個性を持った日本ブランドもいろいろと紹介されていて興味が湧きました。ファッションやブランドについて興味がある人はもちろん、副題にピンときた人にもおすすめです2024/12/21

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