集英社新書<br> わが恩師 石井紘基が見破った官僚国家 日本の闇

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集英社新書
わが恩師 石井紘基が見破った官僚国家 日本の闇

  • 著者名:泉房穂【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • 集英社(2024/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087213300

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内容説明

2002年10月、右翼団体代表を名乗る男に襲撃され命を落とした政治家・石井紘基。当時、石井は犯罪被害者救済活動、特殊法人関連の問題追及等で注目を浴びていた。その姿勢は、秘書だった泉房穂に大きな影響を与えた。石井は日本の実体を特権層が利権を寡占する「官僚国家」と看破。その構造は、今も巧妙に姿を変え国民の暮らしを蝕んでいる。本書第I部は石井の問題提起の意義を泉が説き、第II部は長女ターニャ、同志の弁護士紀藤正樹、石井を「卓越した財政学者」と評する安冨歩と泉の対談を収録。石井が危惧した通り国が傾きつつある現在、あらためてその政治哲学に光を当てる!

目次

はじめに 石井紘基が突きつける現在形の大問題
出版に寄せて 石井ナターシャ
第I部 官僚社会主義国家・日本の闇
第一章 国の中枢に迫る「終わりなき問い」
第二章 日本社会を根本から変えるには
第II部 “今”を生きる「石井紘基」
第三章 〈石井ターニャ×泉房穂 対談〉事件の背景はなんだったのか?
第四章 〈紀藤正樹×泉房穂 対談〉司法が抱える根深い問題
第五章 〈安冨歩×泉房穂 対談〉「非凡な財政学者」としての石井紘基
おわりに 石井紘基は今も生きている
石井紘基 関連略年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

29
特別会計と言うと塩ジイこと塩川正十郎財務大臣の件をよく思い出します。「母屋でおかゆをすすっているときに、離れですき焼きを食べている」なんて事今誰も言う人いないよなあ。2025/05/01

あっきー

17
⭐3 森永卓郎が元明石市長の泉 房穂と対談していてこの本を知った、中央省庁で再編するのは財務省だけではなく経産省、総務省、文科省、国交省もとはブッ飛ぶ考えだな、また石井 紘基という人も全く今まで知らずこんな凄い人がいたのかと思った2025/04/14

どら猫さとっち

14
前明石市長で元衆議院議員、今では情報番組などのコメンテーターとして活躍している泉房穂さん。その彼が恩師として尊敬する石井紘基の思想を通して、官僚国家と看破し、その危険性を論じた警鐘と希望の書。後半は娘の石井ターニャ、弁護士の紀藤正樹、経済学者の安冨歩を迎えて、石井紘基について語る。不幸な形で亡くなられた石井の思想と存在を、今改めて認識する必要がある。2024/11/29

sansirou

11
故石井紘基の流れを継ぐ泉房穂が、今日の日本を斬る。全てが正しいとは思わないけれど、日本における官僚の力は確かにすごいし、そのために無駄なことも多いんだろうな。ちょっと石井紘基を特別英雄化しているけど、彼の著書を読むとその主張は伝わる。対談も良かった。2025/03/04

Hiroshi

9
旧民主党の衆議院議員石井紘基は1993年より3期連続衆議院議員となった。2002年10月25日に右翼団体に刺殺された。国会の爆弾発言男と呼ばれた人だ。日本が官僚資本主義国家ではないかと疑義を呈し、その追求を続けた人だ。国の予算には一般会計予算と特別会計予算がある。一般会計予算とは毎会計年度に国会で審議・可決される予算だ。それに対し国会で審議・可決されないで税金等が投入されるのが特別会計予算。2002年の予算は200兆円で、一般会計が81兆円、特別会計が119兆円。予算の半分以上が国会の承認がなくても良い。2024/11/09

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