イタリア女子が沼ったジワる日本語

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イタリア女子が沼ったジワる日本語

  • 著者名:テシ・リッゾーリ【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 亜紀書房(2024/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750518404

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内容説明

 「ナポリタンしか勝たん!」
登録者数計40万人・100万回再生多数!イタリア出身の人気YouTuberの“ふむふむ”日本滞在記

 ケンブリッジ大学卒の著者が、旅して集めた〝刺さる〟日本語たち。エモくてチルい言葉の栄養「いただきます!」


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ああ、日本語のシャワーを浴びつづけられる至福の日々。
〝これは夢かな……いや夢じゃない!〟


日本に恋をしたイタリア人ユーチューバ-のテシが、カメラを片手に飛びまわった日本語採集わくわく紀行。
ケンブリッジ大学で卒論一位を取った好奇心が見つけたものとは。

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この本は、イタリア語を母語とし、イギリスの大学で学んだ私が、日本人と日本文化、そして日本語に触れながら旅を続けてきた
現在進行形の記録だ。未来の私へ贈る手紙でもある。(本文より)

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〈登場する日本語たち〉
手前味噌 / 暗黙の了解 / 方向音痴 / バ畜 / スパゲッティナポリタン / 〆うどん / カフェオレ / 煮っころがし / 蕎麦前 / しゃもじ / 無いものねだり / ボッタクリ / ウケる / とぼける / 迷惑 / ドタキャン / ヤバい / 顔が広い / 裸の付き合い / キュン / おなら / ねばねば / ウケる / 「それはそれはあれだ!」……他多数。

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【目次】
■はじめに
■壱……ジワるコトバ、刺さるコトバ
■弐……旅する日本語
■参……私の日伊英道中膝栗毛
■肆……言葉たちを抱きしめて
■おわりに

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

258
キャッチーなタイトルだなぁ( ¨̮ )。名詞の動詞化。オノマトペ副詞の動詞化。短いセンテンスに2つもの日本語の特技を忍ばせていますもんね。それにそもそもオノマトペの使い方も日本語は特徴的ですもんね。当たり前に慣れ親しんでいる母語話者では、当然過ぎて見落としてしまう言葉ってありますよね。それが、日本文化、日本語に関心のある外国の方から見たらどの様に映っているのか興味が湧きました。それ以外の事にもページを割かれていました。人生を楽しまれている様で何よりです。興味深かったです(←形容詞の過去形化。レアらしい)。2024/06/02

しいたけ

72
さすがケンブリッジ大学日本学科卒。出会った日本語を面白いと思ったときの掘り下げかたがハンパない。日本語を母国語とする自分が恥ずかしくなる。「土壇場」や「やはり」の元だの、挙句『方丈記』を使って説明したり。こうやって読むと、なるほど日本語は古くからの文化や気質がベース土台にあって、奥が深くてワクワクする。日本人気質が先か、言葉が先か。興味がひろがった。2024/11/06

R

53
翻訳じゃなくて、本人が書いているのが凄い、イタリア人の日本語研究家による日本語の面白いところをつづった本。自分よりも、現代日本語を使いこなしている言葉選びが秀逸で、しかも読みやすくて楽しかった。研究者、あるいは、外国人から見た日本語という言語の仕組みの奇異、不可思議が大変興味深かった。流石研究者というべきか「おなら」の語源の予測がついて、しかも大体合ってるとか、日本人ですら無理であろうことがさらりとなされているのも面白い、言葉というツールの面白さに触れることができた一冊だった。2024/07/29

Kanonlicht

41
ケンブリッジ大学の日本学科を卒業し「日本に沼ったテシちゃんねる」というYouTubeで海外の人の目から見た日本文化を紹介している著者。彼女が日本文化にひかれた経緯や興味を持った日本語、日本で出会った人々や見たものなどをつづったエッセイ。日本人でも気づかないような日本語や日本文化の背景にある人の心の機微をよく見ていて、いい意味で欧米人的日本観がひっくり返された。お辞儀の文化を称賛するあたり、ハグや握手は欧米人にとって決してウェルカムなわけではないのかー。文化は大切にしなきゃ。2024/05/16

Karl Heintz Schneider

38
「私の本名はテッサだ、でも日本ではテシと名乗っている。」「はじめに」でのこんな一文に早くもグッとくる。自分が好きな漢字をあてて「輝織」と書いて「テシ」と読ませるそうだ。ケンブリッジ大学卒の27歳イタリア人女性が日本語愛をこれでもかと語る一冊。「日本語という箪笥にはたくさんの引き出しがついている。敬語・尊敬悟・謙譲語・丁寧語・標準語・方言・外来語・擬音語。状況を見ながらその時に適した引き出しを開けなければならない。」日本人でも使い分けが難しい日本語という特殊な言語。興味を持ってくれたのが嬉しいし申し訳ない。2024/08/05

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