内容説明
虐待の末に殺された妹を、不思議な力を持つ一族に救われた航。蘇った妹は失踪し、20年以上会えないままだった。しかしある日出会った「ガオ」という青年から、生き別れた妹が成長したと思われる女性を紹介され……。未知のウイルス、カルト宗教、いじめなど、現代の社会問題を思わせる時代背景の中で繰り広げられる家族の物語。ラスト5ぺージ、あなたはきっと涙する。第70回日本推理作家協会賞〈長編および連作短編集部門〉受賞作『愚者の毒』の著者による初めての本格ホラー長編&ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニャーテン
8
ストーリーテラーの宇佐美さんだからの期待と安心。この作品も、母親と新興宗教に身を寄せたことが原因で酷いいじめに曝される少年期の航が出逢う不思議な力を持つ転校生とその一家、生まれた妹、謎めいた男ガオ…予想もつかない着地点に導いてくれる様々な縁の糸の交錯が七色の魅力。コロナ禍を経験したからかタルバガン・ウイルスという未知のウイルスが猛威を振るう状況はとてもリアルで、そこに魔族という現実と遠くかけ離れた存在が絡んでも意外と自然に受け入れられたな。まさかの驚きに興奮冷めやらぬまま、ラストで胸の奥がツンとなる。2024/12/01
サラマンダー
3
疫病は怖いね〜 やり直し後は良い展開になれるかな…?2025/03/25




