角川文庫<br> さらば武蔵

個数:1
紙書籍版価格
¥1,034
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

角川文庫
さらば武蔵

  • 著者名:稲葉稔【著者】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • KADOKAWA(2024/09発売)
  • 澄みわたる秋空!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~11/10)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041151396

ファイル: /

内容説明

「この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」 俳優・武道家 藤岡弘、


泰平の世を迎えた江戸初期――戦国の動乱を生き抜いた宮本武蔵も老境に達していた。将軍家剣術指南役の柳生宗矩に嫉妬し、生半可な仕官の道を選ばなかった武蔵も、島原の乱で負傷したことで老いを自覚し終の棲家を求める。やがて熊本藩主・細川忠利に迎えられた武蔵は、自らが究めてきた兵法の極意を伝えるべく、岩戸霊巌洞に籠もり『五輪書』の執筆を始めた。最後に到った境地とは? 知られざる宮本武蔵像を描いた決定版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旗本多忙

15
武蔵と言えば幼年から青年期を書いた吉川英治の「宮本武蔵」が一般的だろう。壮年から晩年の武蔵像は小山勝清の「それからの武蔵」だが、知る人は少ないだろう。佐々木小次郎との戦いまでの作品が多いが、強いこと勝つことを第一義とした狷介孤高の冒険期より、熊本で晩年を過ごし完成した人間武蔵の生き方が僕は好きだ。柳生の剣と比較対照されるが、忠利公に仕え、万里一空の境涯を極めた武蔵は、岩戸観音の霊巌洞で集大成ともいえる「五輪の書」を書いた 「さらば武蔵」は1冊の仕上がりだが非常に良い作品だ。為政者は爪のアカでも飲むべし。2024/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22113171
  • ご注意事項