内容説明
社会人2年目の渚は、仕事も一人暮らしも手探り状態の毎日。家でおいしいものが食べたいけれど、ゆで卵すらまともに作れない! しかも職場では、辞職した先輩を引き留めたいと相談を受けてしまい……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
41
連続ドラマ放送中の「バニラな毎日」の著者の最新作ということで読んでみた。持田渚は入社二年目の新卒社員。実家を出て独り暮らしを始めたものの料理はおろかゆで卵さえ満足にできない始末。そんな彼女が周りの人たちに助けられながら恐る恐る料理を始めるという微笑ましい物語。レシピ通り完璧に作ろうとか「あの人」みたいな料理を作ろうとか迷走した末にたどり着いた結論、自分がおいしいと思うものだけを作る。家族がいるならいざ知らず独り者ならこれが一番。準男やもめの私も基準は自分が食べておいしいこと。見栄えが悪くてもうまけりゃOK2025/02/21
荒川叶
35
料理は自分が美味しいと思ったらOK.なんだかこの一言に安心する。見えないゴールにするから作れなくなる、自分が良し悪しを決めればゴールは自ずと見えてくる。 何事も迷ったら自分の判断できるよう心がけたい。周りの意見はあくまでも参考に、しっかり自分をもつように。2024/09/29
あやっぴ
24
主人公が社会人2年目で料理がまったくできないのはおいといて、年齢の割に幼すぎて、あまり好きになれなかった。ママも娘が心配すぎるのはわかるけど、それはないよーという言い方だったり、行動だったり。これでは母から逃げたくなるのわかる。それでもコミュ力の高さが幸いし、先輩、仲間とのさまざまな経験から料理のヒントを学んでいく様子は微笑ましかった。2025/02/07
まり
19
図書館本。めちゃサクサク読めた。お料理を学んでいく話かと思っていたら違った。お料理は作るけど…それは自分の思うように美味しいと感じる物を作るってことで…。こうしたらいいのに…とか思う部分もあって、ちょっと歯がゆい気もする所があったけど、こういうやり方もアリだよなぁとも思った。ママとの勝負は、まだまだ長い。始まったばかり。でもこれからは同じ土俵の上で勝負出来そうな気がする。2025/01/08
真朝
17
お料理が壊滅的に苦手な子が自分のやり方で料理が出来るようになっていったのは良かったです。 お母さんとの関係も少し良くなるといいなと思います。2025/01/23