内容説明
――天井を見ていると、引き摺り込まれちまうよ。
畳は腐り梁は限界、崩れ落ちそうな巨大な襤褸屋敷――
姑の世話をするため、文子は単身赴任の夫と離れ、娘と姑の3人でこの家に暮らし始めた。
屋敷に住み続けることに並々ならぬ執着を見せる姑、
家の中で不審死を遂げた舅の噂、娘だけが目撃する謎の老婆。そして屋敷中で感じる不気味な気配……
違和感の数々に導かれ、やがて文子はこの家に隠された驚愕の真実に直面する(「家に棲むもの」)。
ホラー短編の鬼才が放つ悪夢の7編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
つばめ
41
短編ホラー。小林さんの独特な世界観が散らばっている、かなり粘度の高い一冊。小林さんの書く小説ってどろっとした不気味さが魅力なんだけど、本作はそれが突き抜けていてとっても気持ち悪い。読んだ後に手を洗いたくなるようなべとべと感。ホラーの中でも面白い方向性だなって。どの話もインパクトが強くて、混ざり合って夢に出てきそう。短編なのに重みがすごい。2025/08/11
雨
33
いくつか既読の話もあったが最初の「家に棲むもの」が一番不気味だった。2024/09/26
ぽろん
31
途中で断念。異常な世界。気持ち悪くて、最後まで読むことが出来なかった。私には、合いませんでした。2025/01/11
キナコ
31
作者買いした作品。SFホラー作品が多く、ヒトコワ系も多い。家の不気味さや人の食生活をここまで深く考えてねじまけたら恐怖を感じるのだと分かった。一番怖かったのは『おじいちゃんの絵』恋愛ものも小林先生にかかれば恐怖となる。読みはじめの違和感が徐々に大きくなって、狂気へと変化していく様が魅力的であり恐怖そのものかと思える。2024/11/21
備忘録
18
グロと狂気に充たされた短編集 現実に起こればもちろん怖いが、作品として読む限りは怖いよりも嫌が強い2025/09/23
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