電撃の新文芸<br> 悪の皇女はもう誰も殺さない

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電撃の新文芸
悪の皇女はもう誰も殺さない

  • 著者名:やきいもほくほく【著者】/香村羽梛【イラスト】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 特価 ¥1,001(本体¥910)
  • KADOKAWA(2024/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784049158755

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内容説明

「お父様に認められたい一心でわたくしは邪魔者を皆殺しにしたのに……」

『悪の皇女』──ディアガルド帝国、唯一の皇女だったキャンディス・ドル・ディアガルド。
皇帝である父親・ヴァロンタンに愛されるために、気に入らないものをすべて排除していた残虐非道な彼女は、十六歳のころ、突如現れた異母妹のルイーズに全てを奪われ、悲しみと絶望を抱きながら父に首を斬られてしまう──。

しかし、なぜか次に目覚めると、五歳の頃の自分に戻っていて!?
この頃にはワガママの限りを尽くし、既に周囲から怯えられ嫌われ始めていたキャンディスは、このままではまた処刑されてしまう。
だが、まだどのような行動をすれば運命を変えられるかわからないキャンディスは……。

(そうだ、わたくしは今までと反対のことをすればいいのね! そうすれば絶対に死ぬことはないはずよ!)

前世とはすべての行動を真逆にする“真逆作戦”を実行!?
そんなキャンディスの変化に次第に皇帝たちも気付き始めて……!?

目指すは誰も殺さない、『いい皇女さま』!?
真逆の行動で未来を変える、王宮溺愛ファンタジー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

26
皇帝である父親ヴァロンタンに愛されるため、気に入らないものを全て排除してきた残虐非道な皇女キャンディス。突如現れた異母妹ルイーズに全てを奪われ処刑された彼女のやり直しファンタジー。周囲から怯えられ嫌われ始めていた五歳の自分に戻ったキャンディスが、運命を回避するため前世と行動を真逆にする真逆作戦を実行して、だんだんと変わっていく彼女に侍女たちや兄弟たちとの距離感も埋まっていく展開で、皇帝の分かりづらい態度も問題だったのでは…と思わなくもないですが、だいぶ変わってきた境遇がこれからどうなるのか続巻に期待です。2024/09/20

サキイカスルメ

17
我儘がエスカレートし、父である皇帝に処刑されてしまった皇女が子どもの頃に戻っていたから前回の自分とは真逆の行動をしようと奮闘するファンタジー。面白かった!かなりシリアスに振ったやり直しものと感じました。これ主人公がおかしな方向にいってしまったのお父さんが感情表現下手すぎるのも一因よね…。主人公キャンディスが、今までと正反対の行動を心掛けた結果、少しずつ周りの人との絆が育まれていくのがよかった。弟にメロメロなのも可愛かったし、順調に超絶シスコンに育ちつつある弟くんの成長も楽しみです。イラストも素敵でした!2024/10/06

nishiyan

13
父皇帝の愛を得たい一心で兄弟や邪魔者を排除し続けた皇女キャンディス。異母妹ルイーズに全てを奪われて、父の手で処刑されたはずが、気が付くと五歳の頃の自分に戻っていて…というやり直しファンタジー。同じ轍を踏まぬように前回と真逆の行動を取るようになったことで起こった波紋が面白い。ここには葛藤がもちろんあるのだが、毛嫌いしていた異母弟アルチュールらとの交流によって心に変化が見られたのも良き。しかし不器用すぎる父皇帝とのすれ違いは絶望的な感じではあるのだが、簡単に打ち解けないで欲しいと思ったり(笑)。次巻が楽しみ。2024/10/08

わたー

12
★★★★★めっちゃ良かった。皇帝である父親にただ愛されたいがために、自分に従わない者たちはおろか兄弟たちまで血祭りにあげた悪の皇女キャンディス。最期まで愛されることなく皇帝の手で処刑された彼女だったが、気がついたときには5歳のときまで時間が巻き戻っていた。再び処刑されるのは御免だと、生前とは真逆の行動をとることを決意した彼女による人生やり直しモノ。やり直しの機会を得て決意したからといって、そうすぐには気持ちまでも改めることができずに唇を噛みしめながら耐える姿に、この娘は環境によって歪んでしまっただけで、2025/08/21

シノミヤユウ

10
家族愛の温かさが沁みた!傍若無人の限りを尽くし、全てを失った前世。処刑回避のための「前世と逆のことをする」という形だけだった行いが、侍女や兄弟と交流する内に他者を慮る真心に溢れていく、主人公の成長に胸が熱くなる。侍女や兄弟が大切な存在になり、その愛情がしかと行動に表れるからこそ、周囲が彼女を慕っていくのが微笑ましい。彼女を中心に家族を想いやる環が形作られていく心地よさは勿論、築かれた親愛で複雑な家庭問題を乗り越える気持ちよさに引き込まれた。慈しみと愛を知った少女が、血に塗れた未来を変革してゆく人間劇です。2024/10/11

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