内容説明
日本学術会議は、これからどうなるのか?
会員任命拒否事件を皮切りに、学術会議を国家機関から外す「法人化論」の登場など、学術会議の在り方が根底から問われている現在。組織の成立に遡り、政治的・社会的・学問的意義を徹底的に検証。「学問と政治」のあるべき関係性、そして「科学」に対する国の政治的責任を問う。
日本学術会議、そして「科学の未来」に向けた提言の書
目次
はじめに
一 日本学術会議とは?
1.学術会議とは何か?
2.学術会議の組織はどのような仕組みとなっているか?
3.会員の選考はどのように行なわれるのか?
4.学術会議は科学的助言をどのように行なっているか?
二 任命拒否はなぜ問題なのか?
1.任命拒否はどのように行なわれたのか?
2.任命拒否は正当か?
3.任命拒否と学問の自由とはどのように関連するのか?
三 学術会議のあり方をめぐって問われるべきことは何か?
1.学術会議のあり方はなぜ問題にされているのか?
2.学術会議のあり方を考えるための論点は何か?
3.学術会議の現在のあり方はどのようにして生まれ、評価されてきたか?
4.政権は学術会議をどのように変えようとしているか?
おわりに
参考文献
資料