内容説明
人生、音楽、教育、多彩すぎる趣味……「マロ」の愛称で知られ26年間務めあげた「N響第1コンサートマスター」という肩書を超えて、様々な活動で知られる唯一無二のヴァイオリニスト。ダース・ベイダーにはなれなかったが、そのおかげで音楽に導かれて辿り着いた最高の居場所とは? ●北九州で育まれた「特異体質」 ●ウィーンで学んだ音楽の神髄 ●N響で磨かれたコンマスの流儀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
97
長年N響のコンマスで活躍された篠崎さんが、自らの生涯や思いを語る。北九州で音楽教室を主宰する両親から受けた心豊かな教育、高校卒業後日本を飛び出してウィーンで学んだ幅広い芸術性、3つのオケでのコンマス生活など、華麗な人生を楽しく味わう。N響で接した指揮者へのコメントも興味深い(特に、ゲルギエフさんを「リハーサルの時はきちんと振っている」と評するのは笑える)。愉快な文章の中にもホロっとするエピソードも(フェドセーエフさんの戦時下での「くるみ割り人形」の思い出や、桑田歩さんの最期の話など、涙なしでは読めない)。2026/03/24
Book & Travel
32
長年N響のコンマスを務めたマロこと篠崎氏の自叙伝。北九州での幼少期にヴァイオリンを始め、十代で欧州に渡り、物怖じしない性格で多くの音楽人と交流してきたマロ氏。永遠の5歳児と言う通り自由人で、世界的な指揮者とも腹を割って話し、皆で音楽と人生を楽しむ姿は読んでいて楽しくなる。コンマスと指揮者の関係や、これまで共演した指揮者の評も面白い。子供の想像力を大切にする視線は、両親に何も強制されなかったという自身の経験が元にある様だ。学閥主義で閉鎖的な印象もある音楽教育界だが、マロ氏のような方が増えると変わるだろうか。2025/01/31
あ
6
楽しい人なんだなと思った。ベートーヴェンの全交響曲を演奏する演奏会でコンマスとして出ているのを見かけたことはあるけど、ソロとかでしっかり聴いたことはないから、コンサートに行きたいなと思った。ドヴォルザークの話が印象的だった。ちょうどバイオリンの教本がドヴォルザークのユーモレスクだから、ドヴォルザークの本がないか探したいし、マロさんの他の本も積読してるから読みたい。2026/03/23
takakomama
6
NHK交響楽団特別コンサートマスターの篠崎史紀さんの自伝的エッセイ。共感することも多く、歴代の指揮者のエピソードなども面白かったです。私は同学年なのでヒーローやスターウォーズの話もわかり、親しみを感じます。「クラシック音楽は言語も人種も時空も飛び越えることができる」2025/07/04
kuma suke
6
桑田さんのところは、涙が出そうになった。MAROワールド聴いてみたい。2024/12/07
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