内容説明
「ソバーキュリアス」とは、「sober」(シラフ)と「curious」(好奇心)からなる言葉で、元々お酒を飲める人が自分の意思で飲まないことを選択するというライフスタイルのこと。新たなムーブメントとして注目されるソバーキュリアスを実践する人を、「ソバキュリアン」と呼ぶ。
「酒をやめれば、ラクになれるのか」「“適正な飲酒”とは? 」
「なぜアルコールはこんなにも幅をきかせているのか? 」
「二日酔いのない人生はどんな感じだろう? 」
飲まない生き方を選択するとどんな人生が待っているのか――ソバーキュリアスというトレンドワードの生みの親が、飲まない生き方=ソバーキュリアスの実践方法を紹介した1冊。
ソバーキュリアスを選択するとどうなるのか?
●すっきり目ざめて心と体がシャキッとする
●集中力がアップして作業能率が上がる
●ストレスが減ってイライラしなくなる
●気力や自信がつき前向きになる
●肌ツヤがよくなる
●他人をわずらわしいと思わなくなる
●問題意識が芽生え将来のシナリオが変わる
酒をやめて失うものはただひとつ――酔っぱらうことだけ。飲まない人生に「退屈」の文字はない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
53
【飲まない人生に「退屈」の文字はない!】“ソバ―キュリアス=シラフの生き方”というトレンドワードの生みの親のジャーナリストが、「シラフこそクール!」と、あえて飲まない生き方を提唱。<酒を控えることに関して、一切のルールを設けない。どんなルールも破られる運命にあるからだ。もちろん、他人にルールを強要することもない。だから、TPOに応じて熟慮のうえで、たまにアルコールを嗜むことができる>。また「酒の席につきあう」という章まであるのが、従来の断酒本との違い。自助組織に不参加のわたしの立脚点に近い考え方。推薦!⇒2023/01/04
ミライ
39
アルコールを飲まない生き方(ソバーキュリアス)を選択するとどうなるかが解説された一冊。著者は医者でも脳科学者でも依存症の専門家でもない為、実際に自分が脱アルコールしたことによって得られる効能について書かれている(+所々でアルコールに対する研究結果も出てくる)。しらふでハイになる方法や、しらふで酒の席に参加する方法などなど、世の禁酒本にないテクニックも紹介されていて面白かった。2021/11/04
しん
22
お酒を飲んだことによる身体への影響が医学的な観点で書かれている本ではありません。有害だからお酒を飲まない方が良いという点を強調する本ではありません。おおざっぱに言うと、お酒を飲んでハイな気分になれるように思えるが、お酒を飲まなくてもハイな気分になれるということが書かれているような気がしました。繰り返し語られるのは、お酒を飲んで二日酔いになった時の気分の悪さや調子に乗って失敗することを避けられる、みたいな内容でしょうか。僕の場合は、お酒を飲むと寝てしまうので、二日酔いになるほど飲めないのですが。2023/05/24
くさてる
22
題名通り、アルコ―ルを止めた生き方指南本。しかし、他の類書のだいたいが深刻な依存症の底つき体験から……といったものであるのに対し、これはもうちょっとライトな読み心地。「断酒のための断酒」でなく「好奇心を満たすための断酒」ということで、飲酒がもたらす様々なメリットデメリットが分かりやすく語られている。ちょっとニューエイジやスピリチュアルなところは苦手だったけど、明るく前向きな部分は面白く読めました。自分と酒、ということを考えたことがあるひとにおすすめ。2022/04/02
hnzwd
16
意識的に"飲まない"という生き方を選択することに重きを置いた一冊。後半、多少スピリチュアルに寄っちゃうのは、宗教がベースにある文化だししょうがないかな。2024/01/09