後宮の薬師(三) - 平安なぞとき診療日記

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後宮の薬師(三) - 平安なぞとき診療日記

  • 著者名:小田菜摘
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2024/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569904252

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内容説明

太后(おおきさき)の体調が優れない。にもかかわらず太后は、祈祷や祓(はらえ)に頼り、医師の診察を受けないという。病か、それとも物の怪の仕業か――。胡人である父から医術を学び、京の後宮へやって来た瑞蓮(すいれん)は、祖母を心配する王女御(おうのにょうご)に依頼され、太后のもとを訪れるが、そこには太后お気に入りの陰陽師・大津氏が出入りしていた。しかしその大津陰陽師が、かちかちと歯を鳴らし始め、瑞蓮は流行病を疑う。祭祀や祈祷を生業とする大津氏は、己が「物の怪」にとり憑かれたとして祓おうとするが……。陰陽寮の学生として、安倍晴明も登場! 瑞蓮が、若き医官・樹雨(きう)とともに後宮のやんごとなき人々の相談にのりつつ、宮中で起きる奇怪な事件を解決していく平安お仕事ミステリー第三弾。文庫書き下ろし。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

37
太后の親子関係にゾッとした。シリーズはこの刊で終了なのかしら?2024/10/16

よっち

28
体調が優れないにも関わらず、祈禱や祓に頼り医師の診察を受けない太后。父から医術を学び京の後宮へやって来た瑞蓮が王女御に依頼され太后のもとを訪れる第3弾。瑞蓮は太后のお気に入りの陰陽師・大津氏の症状から流行病を疑うものの、自らが「物の怪」にとり憑かれたとして祓おうとする大津氏という構図で、今回は陰陽寮の学生として安倍晴明も登場する中、難しい状況で瑞蓮の機転が効いていましたね。太后の影響力が大きい今上に対して距離を置く女御たちの構図は根が深そうですが、瑞蓮は果たして博多に帰ってしまうのかも気になるところです。2024/11/13

はなりん

21
シリーズ3巻。皇太后の体調不良により診察を依頼された瑞蓮。瑞蓮が診察するも、病を物怪の仕業と信じて疑わない皇太后。皇太后と帝の歪な親子関係、それに気づいて距離をおく妃達。東宮である弟宮の苦悩。なんとも言えない気持ち悪さが残る。瑞蓮は博多に帰る算段を整えていくけど、どうなるのかしら?樹雨や晴明と交流しながらもっと活躍して欲しい。2024/10/13

よっしー

12
王女御が良いキャラだったな。瑞蓮は相変わらずの活躍だけど、正直物足りなさもある。本当に帰っちゃうのか?というか無事に帰れるの?とちょっと心配ではあるんだよなあ。続きが欲しいところだけど、ひと段落っぽいし、シリーズいっぱい抱えてるしどうかしらね…。2024/12/23

9
太后と帝は平安時代であってもヤバそうですね。まあ、帝は被害者と言ってもいいのかもしれないけど。しかし、王女御の辛辣さ、女御二人が出した結論が痛快でした。そして、瑞蓮はすんなり博多に帰れるのでしょうか!?2024/11/26

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