内容説明
「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」。そんな看板を掲げるお店「メディコ・ペンナ」は万年筆の調整を手掛けている。ミニチュアの洋館に似た佇まいをしており、店主は年齢不詳でもしゃもしゃした白髪の男性。物語から飛び出したような浮世離れしたお店には、万年筆の購入や修理のためにいろんなお客がやってくる。それだけではなく、願いや悩みを抱いている人たちも、人生を変えるためにお店を訪れるというが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
98
静かでちょっとおしゃれな表紙の佇まいに惹かれて購入。メディコ・ペンナーペンのお医者さんー道具を手入れ良く丁寧に扱うことは気持ちも落ち着くし、大事なことだなぁ。万年筆のことを詳しく知らなくても大丈夫だけど、知識があるとより楽しめそうです。神戸の街並みを想像しながらの読書、楽しかったです。 2024/09/19
陽ちゃん
7
『たこ焼きの岸本』の作家さんの作品。今回は、神戸にある万年筆のお店が舞台。万年筆って憧れますが、普段の筆記用具はボールペンですし、持っている万年筆は本書にも登場する“カクノ”止まりです。なので、メーカー名はともかく、出てくるペンの名前は全く分かりませんでしたが、いずれは良いものを持ってみたくなりました。2024/10/16
かんがるー
6
人生に悩み、岐路に立つ人に一筋の光になるような言葉をその人が愛用する万年筆を通して見つけ声をかけてくれる。 《メディコ・ペンナ》はイタリア語でペンのお医者さんという意味だそう。 人の背中をそっと押してくれるようなテーマの小説は色々ありますが、万年筆とその修理というテーマに惹かれて読みました。私でも聞いたことがある有名なものから興味深い造形のものまでたくさんの万年筆が登場して、それを愛用している人や関わりある人のことも含め楽しかったです。2024/09/14
なみへい
5
軌跡を起こせるかどうかは自分次第。でも最後の一押しを的確にさらっとしちゃう透馬がかっこいい。万年筆使ってみたくなる✒️2025/04/30
YOUCO19
5
万年筆を調整する仕事があるとは知らなかった。万年筆を見ただけでその人となりを推測してしまうオーナーの透馬。就活が上手くいかない砂羽がバイトを始めたこの店にやって来るお客さん達5人の連作短編。万年筆愛がとても溢れている。私も万年筆、好きだけど調整するほどの高価なものは持っていない。そしてインクに顔料インクがあるのか。これは手入れが難しそうだけど使ってみたい。メディコ=医者。万年筆が好きな友達にお薦めしたい本。2025/02/04




