カクテル、ラブ、ゾンビ

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カクテル、ラブ、ゾンビ

  • ISBN:9784761277567

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内容説明

★☆楽天kobo電子書籍Award2025「小説(海外編)部門」入賞受賞!☆★
★☆韓国で10万部突破の話題作、ついに日本上陸☆★
★☆2年連続年間ベストセラー!(2022~2023年教保文庫調べ)☆★
★☆韓国の大型書店 教保文庫読者レビュー9.67☆★
表題作からデビュー作まで圧巻の全4篇収録
韓国発「世にも奇妙な物語」

この本には初期の短篇小説が四篇収められています。飾られていない生のままの欲望、一途に物語を追う不器用な愛情が凝縮されています。わたしの書いた物語がより多くの方たちに、垣根なく届いてくれたら、そうして見知らぬ世界に、活字と想像力だけで夢中になれる経験をプレゼントできたらと思います。言語の壁を超えて、ここにこめられた未熟ながらも真摯な心が、日本の読者のみなさまに伝わることを願っています。(「日本語版への序文」より)

発売前に先読みした書店員さんから激賞の声、続々!!

ちょっとホラーで、ちゃんとラブ。
愛と狂気のパニックラブホラーに心臓鷲掴みにされた。
       ――未来屋書店新浦安店 中村衿香

辿り着く結末に立ち尽くした後、もう一度読み返したくなる
不思議で哀しく愛おしい短篇たち。
       ――文教堂書店赤羽店 三井洋子

幽霊もゾンビもストーカーも出てくる韓国発ノンストップ・ホラー!
でも怖いだけじゃない。彼女たちの怒りや苦しさは、
きっと誰かの心に寄り添う優しさを内包している。
       ――紀伊國屋書店新宿本店 玉本千幸

読み終えて脳みそがゾッとする。
「痛さ」や「不気味」以上の恐怖を味わうファンタジーホラー小説。
       ――奈良 蔦屋書店 飯田哲也

ポップなタイトルに騙されてはいけません!
この物語は愛と苦しみと刹那的なパラドックスが渦巻き、
こちら側をうかがっているのですから。
       ――ジュンク堂書店秋田店 進藤菜美子

おもし!おもしろ!面白いっ!! 再読必須。
この物語の登場人物たちは、日々虐げられる人たちの代弁者であり、
妄想を現実にする希望だ。
       ――未来屋書店明石店 大田原牧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kanonlicht

57
韓国で人気の作品。ホラー小説と銘打っているものの、読み進めるのが怖くなるような日本的ホラーではなく、どこか幻想的な雰囲気のある4つの短編。なかでも公募展で優秀賞を獲得した「オーバーラップナイフ、ナイフ」はサスペンスフルなタイムリープ物として秀逸。本国でドラマ化されたというのも納得。表題作もいい。ゾンビといえど安易にパニック展開にせず、家族の物語にフォーカスしたところが面白いと思った。2025/02/21

星落秋風五丈原

29
このインパクトのある表紙絵よ。「オーバーラップナイフ、ナイフ」が一番印象的。何をやっても同じ結果になる。西洋風。ドラマ化されたとのこと。「湿地の愛」 川に残って成仏できない水辺の幽霊「ムル」は、川で退屈な日々を送っていたとき、林のなかを歩いていた「スプ」に出会う。2025/12/21

にゃにゃころ

28
ホラーといっても、日本のホラーとは全然違ってた。ひとことで言えば韓国らしい作品。激しいけど、おどろおどろしさはなくて、愛が大きい。特に家族愛。あとゾンビ愛も。ほんと、ゾンビ好きだよねー。「湿地の愛」はファンタジーで、全然怖くないどころか、ほっこり。いちばん良かったのは「オーバーラップナイフ、ナイフ」 すべてが繋がった時は時は「えっ!? そういうこと!! 」って衝撃を受けた。韓国ドラマもストーリーが複雑で、いろいろ凝っているけど、よくこんなの書けるよねー。発想が凄い。楽しませてもらいました。2025/02/03

みや

17
4編収録。心の機微が繊細に描かれ、怖さより切なさや愛しさを感じるホラーだった。川の地縛霊ムルが林を彷徨うスプに出会う『湿地の愛』が一番好き。消えたいと願っていたムルがスプと友情を育む様子は微笑ましいのに、今にも壊されてしまいそうで不安が尽きない。再び目を開いた時、彼らは何を見るだろう。母を殺した父を殺して自殺した少年とストーカーから守ってくれた青年に恋した女性が3度だけ過去へ戻される『オーバーラップナイフ、ナイフ』は途中で結末の予想は付くが、2人の運命があまりに切なくて優しくて遣り切れなくて胸を抉られた。2025/10/06

lisa

17
好き。大好き。こういう作品を待っていた。毒々しくもポップな表紙に相応しい短編集でとても面白かった。ジャンルで言えばホラーらしいのだけど、怖さだけでなくユーモアもあって最後までわくわくしながら読了。幽霊、ゾンビ、タイムパラドックス、あまり好んで読んでこなかったけれど読み易くてこれはお勧めしたい。この作家の他の作品は未翻訳とのことで残念だけど、翻訳されたら絶対読みたい!2025/08/17

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