細かいところが気になりすぎて

著者名：橋本直【著】

新潮社（2024/10発売）

• ISBN：9784103558514

内容説明

どうしても見つけられないホテルのWi-Fiのパスワード、オシャレすぎて解読不能なカフェのメニュー表、倒した覚えがないのになぜか倒れている飛行機の座席……。どんな些細な出来事も見逃さず、森羅万象にツッコミを入れ続ける。ツッコミひとつが、怒りも照れも笑いに変えるから――。全20編のエッセイに、相方・鰻の４コマ漫画も掲載！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ma-bo]

銀シャリ橋本さんの初の著書。細かいところが気になりすぎて…日常の些細な所に脳内で再生される橋本節炸裂のエッセイ。特に食が絡む話はギアがあがる印象。そして相方の鰻さんや家族の話も。【知る人ぞ知るならぬ「知る人ぞ汁」】【剣道は面倒くさい、いや「面胴くさい」】【「洗濯は洗浄ならぬ戦場だ」】【えび天天。「テンテン」の響きでキョンシーを思い出した人は僕と同じ世代でしょう】😁「ちょっとせつな恥ずかしいわ」「やっぱ六本木の吉牛は違うわ～」😆最後の２つは鰻さんの発言です。そんな鰻さんの4コマ漫画も楽しめます。

2025/04/21

[雪]

以前から銀シャリは好きな芸人さんです。細かいところが気になりすぎる、とても分かる。他の人にとってはどうでもいいことを、頭の中でああでもない、こうでもないと考えてしまう。その脳内ツッコミがまさに橋本さんご本人の声にしか聞こえなくて、漫才を見ているようでした。性格的に正反対だという鰻さんのお話も面白かった。鰻さんの漫画もお上手でびっくり。ますますお二人のファンになりました。

2025/04/17

[seacalf]

2016年M-1王者の銀シャリ橋本さんのエッセイ。実はあまり漫才は見てないのだが、それでも関係なく面白い。とにかく細かいところまでツッコミを入れているのが読んでいて快感。汁や、えび天天、塩ラーメンの話など食が絡む話だとギアがアップし、明らかに熱量が違うのが微笑ましい。熱海一人旅や相方うなぎさんの話（彼の漫画も掲載）、その他諸々くすくす笑わせてくれるが、「親父のこと」がいかにも昭和の父っぽくて笑いつつもしんみり楽しかった。

2025/02/21

[tetsubun1000mg]

以前読んだくりーむしちゅーの上田さんのエッセイが面白く、銀シャリのツッコミ担当だからと期待して選ぶ。　よくしゃべるツッコミの人の印象だったが、本人は人見知りで人前が苦手であがり症と言ってるのが不思議。　中高大学生時代はそうだったとか。　小学校時代からＴＶっ子で特にお笑い番組が好きだったが、大学卒業前にして就活せずにNSCに入るところから変。　コロナ過をきっかけにしてエッセイを書いたのでしょうか文章自体は読みやすくて、一編の漫才というか笑えるネタになっている。　相方の鰻さんとの性格の違いやコンビ愛が伝わる。

2025/04/23

[夜明けのランナー]

エッセイではあるけれど、一人漫才のシナリオを読んでる感じ。たとえツッコミの天才ですね。相方の鰻さんの4コマ漫画も地方新聞なみに面白い。

2025/06/01