集英社文庫<br> 幻の旗の下に

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集英社文庫
幻の旗の下に

  • 著者名:堂場瞬一【著】
  • 価格 ¥957(本体¥870)
  • 集英社(2024/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087446708

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内容説明

日中戦争の拡大を受け、東京オリンピックの返上が決まった1938年。大日本体育協会は、オリンピックに代わる国際大会の開催を画策していた。体協の理事長・末弘の秘書を務める石崎は、体協幹部や陸軍などの政治的な思惑に疑念を抱きながらも、平和の象徴としての代替大会を開催するべく曲者ぞろいの面々と交渉を重ねていく。一方、ハワイにある日系人野球チームのマネージャー・澤山の元に、旧知の石崎から電報が届く。返上された東京オリンピックの代わりとして開かれる「東亜競技大会」に、野球のハワイ代表として参加してくれないか、という招請状だった――。知られざる歴史を浮かび上がらせる圧巻の交渉小説!

目次

プロローグ
第一章 巻き直し
第二章 闘争
第三章 大いなる前進
第四章 架け橋
第五章 あの海の向こうに
あとがき
文庫版あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

50
東京オリンピック開催を返上したあと新たな大会開催を目指す青年たちの物語。僅かな準備期間で反対派を説得、開催を実現させるまでの石崎の強い熱意。大会に招待されチームメイトを説得するハワイ日系野球チームの澤山の熱意。二人の熱い思いが話の中心となっているのだが、いささか出来過ぎな感じがしないでもない。特に石崎のパートがそうで、石崎の言葉が決め手となる場面が何度も続くと、「ちょっと・・・」と思ってしまう。それによって話が薄っぺらな感じになってしまうのが、なんとも残念だ。2024/11/06

Wadachan

2
純粋にスポーツを楽しむことは、難しいことなのかな?2024/10/17

北刻堂

1
中国との戦争の最中に国際的なスポーツ大会を開くって、かなり無理筋だよなぁ. 例えば現代の情勢に当てはめると、ウクライナに侵攻を仕掛けているロシアが旧ソ連や連盟国を招いてスポーツ大会を開催しようというのと変わらないと思うのだが。他の国の目線で見たら、とんでもないことと思うが、亜細亜の覇権を目指して、いけいけどんどんのこの時代には、そうした発想はなかったのかな···。2025/10/02

ソフトバンク

1
アメブロに書きました https://ameblo.jp/softank/entry-12875972462.html2024/11/07

西村章

1
東亜競技大会を題材にするという着眼点がまずお見事。ハワイと日本という2つの舞台で少し時間軸をずらしながら話を進めてゆき、同一時間に収斂するという手法にも感心した。『独走』/本書/『オリンピックを殺す日』と並べるとよくわかるけど、組織と個人、政治とメガスポーツイベントの関係性について、堂場さんの考え方の変遷を知る意味でも興味深い作品だと思う……というようなことは措いておいても、ひとつの小説として愉しく読みました。『空の声』あたりもそうだけど、スポーツイベントの裏方を描く作品は、独特の味わいがありますね2025/01/17

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