内容説明
11歳で発症した娘の脳腫瘍。手術後、寛解したものの6年後再発、そして再再発。右半身麻痺、失語症に加え、失われていく光、精神症状を伴う発作と怒濤の日々の中で、これから先何があっても娘と向き合い、寄り添い、支え、抱きしめていこうと決めた父と母。闘病しながらの学生生活、夢を諦めず絵を描く姿、発作時の言動やその対処の様子など。父と母、それぞれの視点からの娘の闘病と介護の記録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユー
9
同世代の娘を持つ親として、とても心が痛みました。淡々と日記調で描かれているのですが、その一言一言が余計に身に沁みる。感情を前面に出している訳では無く、今、目の前に起こっている事に対して、ひたすらに真摯に向き合う姿勢。ご両親、お姉様、そして春香さんご本人。2022/12/27
sazen
8
仕事で読む必要があり、読破。…とは言っても、1ページ目からからもう既に読むのが辛い。職場で号泣するわけにもいかないので、とにかく必要な部分を読み込む。両親がそれぞれの視点から事実を記録している文体なので、訴えかけるものが多い。生きるとは、個々の幸せとは何か。それを読み取るだけの覚悟が必要な読書でした。開頭した上で覚醒させ、腫瘍を摘出する手術方法を初めて知った。2025/10/07
Ayakankoku
7
ご家族の思い、本人の思い。辛さと共に生き抜いて、また愛されて、愛を配っていたことが伝わってきた。2025/06/15
ゴンタ
2
病気に罹った少女とその家族の心情が綴られている。どうしようもないのだが、その中でどう過ごすか、どう気持ちを持つのか。記録書と捉えて読むべきで、物語と捉えて楽しみたいなら、映画を見るべき。2025/04/07
松村 英治
2
とてもいい本だった。胸が苦しくなったけど、家族の受け止め方に感銘を受けた。2023/02/17
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