内容説明
一気読み必至のエンタメ警察小説!
神奈川県警少年捜査課の高尾と丸木のもとに、旧知の高校生・賀茂が失踪したという報せが届く。賀茂は古代の霊能者・役小角の呪術力を操る不思議な少年だった。賀茂は失踪前、半グレに追われていたという。高尾たちが失踪の経緯を調べると、外国にルーツをもつ若者たちと半グレ集団の間で抗争が起きつつあることが判明する。事態はやがて、カルト的人気を誇る女性ボーカル・ミサキを巻き込んだ誘拐事件へと発展し――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
190
「ボーダーライト」に続くシリーズ3作目。修験道の開祖オズヌが高校生に降臨するオカルトと、刑事ものが融合します。飛鳥時代の言葉や霊界検索能力が出てきて、かなりトンデモ感あり。僕も「川崎 銀柳街 治安」「葛城 一言主神社 アクセス」なんて検索しちゃいます。でも、少年たちが言葉にできない多くの思いを抱えていて、それを言葉にすることが大切だというメッセージは腑に落ちます。2025/01/22
starbro
182
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 オズヌシリーズ第三弾、スピリチュアル警察小説ですが、ミサキの魅力で、事件が成立しませんでした。ミサキの唄をLIVEで聴いてみたい♪ https://www.shogakukan.co.jp/books/093867342024/11/02
いつでも母さん
129
フフフ、密かに楽しみにしていたシリーズの第3弾!「いかにも、ワが名はオズヌ」くぅ~これよ、これコレ!もうね、このシリーズはいろんなことを頭から投げうっちゃって、ただただ楽しむのだ。思いのほか前回登場のミサキがいいポジションにいるのだが・・(これはレギュラー?)今回は保護司・葛城という依巫(もうそのあたりは分らないなりに読んでしまう私)が絡んでまたまたいいところ持って行ったので、高尾の影が薄いのが残念ではあった(そこ?)次も静かに待っている私なのだ。2024/09/26
hirokun
55
★3 今回の作品は、オズヌのシリーズもの。軽いエンタメ小説であるが、深く考えずに気楽に読める作品も偶には良し。アッという間の一気読み。兎に角嫌な人とも話をして、自分を理解してもらおうと努力することは大事なこと。自由民主党の石破新総裁にとっても大事なこと。2024/09/28
kei302
54
2021年に21年ぶりに降臨したオズヌ、再々降臨。神奈川県警少年捜査課シリーズと言うよりも「ミサキシリーズ」になりつつあるような気もします。今回もミサキの歌声に魅せられた少年たちが救われるお話。竜崎の元で活躍する特殊班の小牧勝中隊長が「まさる いね(勝、往ね)」で現場から撤退。自分を語る言葉を持たないことは辛いことですが、自分の語ることに耳を傾けてもらえないのも辛い。真摯に受け止めてくれる葛城さんがいてくれてよかった。2024/12/04
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