ちくま文庫<br> 神戸、書いてどうなるのか

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ちくま文庫
神戸、書いてどうなるのか

  • 著者名:安田謙一【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2024/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480439666

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内容説明

神戸。海と山に挟まれたその街には、食堂、酒場、喫茶店、レコード店、書店、映画館、商店街、銭湯など人々に愛される場所があり、その街についての素晴らしい本や歌があり、著者の大切な思い出がある。108のエッセイで語る、ひとつの街の暮らしと記憶。「私が愛した神戸の多くのものは姿を消したけれど、神戸が面白くなくなったとは言わない」。写真・イラストマップも収録。

目次

はじめに/神戸イラスト・マップ/第一章 食べたり んだり、神戸/信そば 長野屋/丸玉食堂/餃子屋 満園/貝つぼ焼 大谷/バー・ムーンライト/丸吉/思いつき/お好み焼き ハルナ/BAR CHARLIE BROWN/元祖長崎カステラ総本舗/舌れ梵/皆様食堂/赤ちゃん/八島食堂/赤ひげ/本場家庭料理 クスム/鴻華園/彦六鮓/アンクルチャーリー/グリル一平ほか/神戸の菓子/第二章 ぶらぶら歩く、神戸/灘温泉水道筋店/西出高松前池線/東山商店街/神戸の名画館/横尾忠則現代美術館/神戸市営バス2系統/須磨寺附近/兵庫駅界隈/稲荷市場/湊山温泉/神戸総合運動公園野球場/鉄人28号のモニュメント/水道筋商店街/六甲おとめ塚温泉/錨山・市章山/六甲アイランド/神戸ポートタワー/須磨浦山上遊園/ポートアイランド/ポートアイランド・その2/神戸の灯り/湊川パークタウン/六甲山/王子プール/元町映画館/トンカ書店/旧グッゲンハイム邸/神戸の喫茶店/神戸レガッタ&アスレチッククラブ/須磨海水浴場/五色塚古墳/いのししといたち/十善寺もみじ茶屋/神戸のことば/第三章 神戸を読む、観る、聴く、買う/映画『風の歌を聴け』/ラジオ関西・その1/ラジオ関西・その2/ラジオ関西・その3/ゴローショー/陳舜臣『神戸というまち』/淀川長治/映画『吹けば飛ぶよな男だが』/ウルトラセブン「ウルトラ警備隊西へ」/映画『赤い波止場』/映画『紅の流れ星』/映画『暴力戦士』/「サンテレビボックス席」/内山田洋とクール・ファイブ「そして、神戸」/西東三鬼「神戸」「続神戸」/フレディー/中島らも『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』/佐々木昭一郎『マザー』/「Sunday Music Box」/筒井康隆/映画『麻薬3号』『ゆがんだ月』/ロケ地=神戸の映画たち/『月刊 神戸っ子 KOBECCO』/ちんき堂/勉強堂書店/ハックルベリー/口笛文庫/元町高架通商店街のレコード屋/カナディアン・アカデミーの卒業アルバム/メトロこうべ/一宮神社から八宮神社を歩く/第四章 神戸の記憶/ビック映劇/リズムキングス/ホテル・ヒルトン/聚楽館/成人映画館/サトーブラザーズ/新開地の記憶/海文堂書店/映画のチラシ/喫茶カウボーイ/寶田さんのこと/ゾンネ/第五章 神戸育ちのてぃーんずぶるーす/その1/その2/その3/その4/その5/その6/その7/その8/その9/その10/注/暴力戦士 西東三鬼──単行本版あとがきにかえて/神戸、そして──文庫版あとがきにかえて/解説 「神戸、書いてどうなるのか」について書いてどうなるのか tofubeats

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book & Travel

29
神戸は私にとって8歳から大学卒業まで暮らした故郷の町。タイトルと表紙のポートタワーを見て思わず手に取った。著者は神戸生まれ神戸在住の「ロック漫筆家」。世代が私より一回り上なのと、私が20代で神戸を出てしまったので、登場する魅力的なお店は知らない所が多かったが、それでも高架下に三宮センタープラザ、須磨海岸、GS神戸、サンテレビなど懐かしい場所や話題が随所に出てきて嬉しくなった。力が抜けた様で時に鋭い文章も面白く、神戸独特の空気感を思い出した。近々行く予定があるので、懐かしい場所を少し巡ってみたい。2024/09/22

阿部義彦

17
ちくま文庫、6月の新刊。ロック漫筆家、安田謙一さんの名前は過去に誠光社から出た単行本『書をステディー町へレディゴー』で私の頭にすっかり焼き付けられてたので、これを文庫化する(元はぴあ株式会社より刊行)ちくま文庫さすがです。著者は私より1歳年下でこの本に出てくる音楽(吉田美奈子、アマリリス、XTC、カーネーション)などからも丸分かりです。神戸といえば筒井康隆さんが垂水にすんでいる、位の知識しかないですが、写真入りでの古書店、レコード屋、などの散歩の日々。我々の世代でビリヤードと言えば四つ玉ですよね! 2024/06/15

にょろりん

7
単行本のときから気になってたのが、文庫になったので。神戸っ子ではないけど、長く住んだ街なので、懐かしかったり寂しかったり。#051、若かりし頃、仕事休んで、電車で海開き前の須磨へ行ったなぁ。中に水着を着ておいて、海に入ったり体を焼いたり。水着が乾いてから、また服を着て帰ると。ほかにもたくさん思い出されることあって、しんみりもしてしまった。また何年かしたら読み返そう。2024/07/02

バナナカプチーノ

5
最近、ちくま文庫が凝った本が多く出てて気になって買って読んでます。こちらもその1冊。神戸、数えるほどしか行ったことないですが、素敵な街ですよね。ゆっくり訪ねてみたいなー!2024/07/07

とみしん tomisin555

5
僕は、京都生まれの大阪育ちなんだけど、関西三都の中では神戸が一番好きだ。なので、この本を友人から教えてもらって直ぐに買って読んだ。いや想像以上にとっても面白かった。著者の年齢をみると自分より7才年下だけど、60代の7才ならギリギリ同世代感をいくらかは共有できる。三都はそれぞれ個性的で魅力的な街だけど、京都と大阪はその個性が全体的に街を支配しているようにみえる。一方神戸は、ここに出てくるいろんな店や場所の個性が前に出て際立っているように感じる。それを許してるのが神戸の街。またゆっくり歩きたいな。2024/06/26

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