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内容説明
小野不由美の青春ホラーを山本小鉄子がコミカイズ、待望の電子書籍化!!
母を亡くしたにもかかわらず、冷酷なままな隆。伯母の自殺の理由を調べ始めた直樹は、この菅田家の過去帳を見つけ、菅田家の母親が隆たちを入れて六代にわたって、長男より早く亡くなり、そして、菅田家の長男は全員十七歳で死ぬ、ということを知る。隆から半月遅れて、直樹も十七歳になった。ある日家に一人でいると、見知らぬ着物姿の女性が庭に現れ、直樹に「わたしがあなたの母親です」と告げる。それ以来、直樹にも母への憎悪が生まれ……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
15
小野不由美さんの原作を怖過ぎずうまくイラスト化してくれたなぁ…という印象(屍鬼は怖かった!)ストーリーも、ただただホラーではなく過去に要因があり、当事者たちがあくせくしながら原因を突き止める展開がうまく描かれており、二巻で綺麗に収まっていたのが良かった。にゃんこがいい役してました。2014/12/26
ヒロ@いつも心に太陽を!
14
夜読むのは怖いし、続きが気になって夜まで待てなかったので早朝の通勤途中に読んだ(-∨-*;)あれだよね、読んだ時に感じる怖さは原作の方が上!手だけが壁とかから出てきて動くとことかぞわぞわってしたし!!こっちも怖いは怖いんだけど、なんか「悲しさ」が引き立つ感じ。うん、そんな感じ。上手く言えないなぁ・・・でもとにかく見事に原作の世界観を絵で表した良作であることに間違いはない!! 『緑の我が家』もコミカライズすればよかったのに。怖いだろうなぁ(汗)2011/03/16
まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚
12
怖いと言うより悲しい話だった。昔、お妾さんが産んだ子供を長男がいなかった菅田家の本妻が無理矢理お妾さんから引き離した。その子供が十七歳の時に引き取った本妻夫婦を殺そうとしたが失敗し自害した。お妾さんも殺された。お妾さんは未来永劫菅田家を恨んだ。子供が十七歳になったら親が子供に殺されると言う呪咀をかけて。時は流れ現代、一体どうなるかと気をもんだが母親の愛情が子供達を救った。隆の母親もお妾さんも不憫だった。2010/12/17
もこ
10
怖いけど切ないお話でした。ただただ子を守りたかった母の強い愛情のお話です。読後感はスッキリはしないけど、少し胸が温まる感じです。原作を読んでみたいけど、もっとリアルで怖そうなので悩みます。漫画も昼間でなければ読めなかった…。2014/12/16
Romi@いつも心に太陽を!
10
怖いんだけど…それぞれの母が子を想う強さに涙が出た。あまりに身勝手で、悲しい呪いの連鎖。「我が子の命より、我が身の執着のほうが大事なのか」子供を巡って手を引っ張り合い、痛がる子の姿に手を離してしまった母親の話を思い出した。原作も読まねば。2011/05/27