内容説明
都市法制の基礎にある理念から説き起こしたうえで,法制度と実態の乖離をふまえて現状を分析し問題を析出。人口減少・高齢社会に対応する縮減型都市構造への転換,防災法や交通法と連結した都市法制といった視点から,現代にふさわしい都市法を構想する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
お抹茶
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法理論を解説。都市法制の骨格は,都市計画法と,コンパクトシティ政策の根拠法令で,補助金や税制措置を活用して誘導する仕組みが導入されている都市再生特別措置法。都市計画法は,強固な土地所有権と景気対策としての制度利用により,土地利用規制は弱い。そのため,適法な建築行為でも街並みとは相容れない高層建築物ができる。広域マスタープランは不足している。郊外部では開発行為がないという楽観的前提に立っていたが,開発許可制度の創設後,開発規制から外されることによる開発需要が惹起された。都市計画訴訟や補償にも言及。2024/12/03
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