新潮新書<br> アマテラスの正体(新潮新書)

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新潮新書
アマテラスの正体(新潮新書)

  • 著者名:関裕二【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 新潮社(2024/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106110566

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内容説明

天皇家の祖神、天照大神(アマテラス)は伊勢神宮に祀られている。だが近世以前、歴代天皇がほとんど誰も参拝していないのは、一体なぜなのか。実は、アマテラスは宮中に祀られていたのだが、崇神天皇の時代、もう一柱の神とともに、そこから出された。その神の名は日本大国魂神。これまで注目されなかったこの神に光を当てることで、アマテラスの本当の姿が浮かび上がる――。古代史研究の鬼才が、最大の謎に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokoroko

16
アマテラスの正体。よく考えられてる話だけど夫の「見たわけじゃないのに」の一言でびっくりした。2025/04/18

イシカミハサミ

13
アマテラスは 持統天皇という存在を正当化するために創作された、 もしくは数多いたと思われるいち部族の太陽神を 都合よく改変し祀り上げられた神。 精々その程度の解像度だった。 ただ、アマテラスは祟る。 その事実をもっと重要視しないといけなかった。 まだまだまったく目が足りないな、と思った。2024/10/21

フク

11
#読了 アマテラスに対する著者の想いを綴るエッセイ。興味深い仮説は目白押しだが、史料が少ないことでその結果を得ることが難しいため渋滞している。頭の体操に良い。著者のファンなら。 図書館2025/05/22

KAN

11
古事記・日本書紀に描かれる神話の物語と、日本の建国にまつわる、邪馬台国、ヤマト政権、そして日本海に連ななる出雲勢力、伊勢神宮の地の尾張勢力、仲哀天皇・神功皇后の活躍する北部九州、そして南九州から瀬戸内海を経る神武東征、大和王朝の建国の話が、古墳・土器などの遺跡発掘の分布なども含めた検証は興味深く、弥生~古墳時代の動きが一貫して見えた。日本の古代史はまだまだ新しい発見、新しい観点がみえてくることは、日本の国がダイナミックな、柔軟性がある生きた歴史だということなのかもしれない。2025/02/01

coldsurgeon

9
新たな発掘調査等により考古学の真実が基となり、興味深い仮説が展開されていく。3世紀から4世紀にかけて繫栄していたはずの東海系・尾張系が、歴史の舞台から消滅させられた理由が、長々と説明される。その先に、アマテラスの正体が明らかにされる。三関の外に神器ともども祀られ、伊勢神宮の遷宮が行われる理由が述べられる。尾張系といっても、濃尾平野北部から近江に広がる氏族集団のようだが、古代日本の国家の形成に、主役として関わっていた可能性はあるわけだ。古代史は、面白い。2024/10/11

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