内容説明
VRにおいて,感覚提示や感覚変容は非常に重要である。このような感覚を生じさせる仕組みが神経刺激インタフェースである。神経刺激には刺激するための目的がある。どのように研究されてきたのかを1冊で理解できるようまとめた。
目次
第1章 神経刺激とVRの歴史
1.1 電気刺激の歴史を学ぶ重要性
1.2 電気の発見
1.3 ライデンびんの登場と静電気研究の発展
1.4 ガルヴァーニの発見と動物電気
1.5 神経刺激装置の起こり
1.6 バーチャルリアリティへの神経刺激の応用
第2章 侵襲性と非侵襲性の刺激
2.1 侵襲性神経刺激とその研究の実施
2.2 感覚受容細胞や軸索末端に対する襲性神経刺激インタフェース
2.3 感覚や運動の神経軸索に対する侵襲性神経刺激インタフェース
2.4 脳神経に直接接続する侵襲性神経刺激インタフェース
第3章 非侵襲性刺激
3.1 非侵襲性刺激の総論
3.1.1 非侵襲性刺激の定義
3.1.2 末端器官や末梢神経系への刺激
3.1.3 中枢神経系への刺激
3.2 筋電気刺激
3.2.1 筋電気刺激の定義と原理
3.2.2 侵襲性と非侵襲性の筋電気刺激の例
3.2.3 筋電気刺激による身体所有感への影響
3.3 触覚電気刺激
3.3.1 触覚電気刺激の概要
3.3.2 指先の触覚を提示するディスプレイ技術
3.3.3 皮膚電気刺激
3.3.4 刺激の安定化
3.3.5 皮膚電気刺激の応用
3.4 腱電気刺激
3.4.1 腱がもたらす感覚と反応
3.4.2 骨格筋周辺の自己受容器の構造と機能
3.4.3 腱への刺激と効果
3.5 味覚電気刺激
3.5.1 味覚の受容とおいしさ
3.5.2 味覚電気刺激の基礎
3.5.3 味覚電気刺激の応用
3.6 前庭電気刺激
3.6.1 前庭電気刺激の概要
3.6.2 GVSがもたらす平衡感覚の神経支配
3.6.3 GVSがもたらす加速度知覚と身体応答
3.6.4 電流刺激と前庭器官
3.6.5 身体応答の評価手法
3.6.6 VR等の感覚提示技術への応用
3.7 視覚電気刺激
3.7.1 視覚電気刺激の概要
3.7.2 眼球の構造
3.7.3 侵襲性神経刺激による視覚提示
3.7.4 非侵襲性神経刺激による視覚提示
3.8 嗅覚電気刺激
3.8.1 嗅覚電気刺激の概要
3.8.2 嗅覚の受容と情報伝達
3.8.3 中枢神経系への電気刺激
3.8.4 末梢神経系への電気刺激
3.9 経頭蓋電気刺激
3.9.1 経頭蓋電気刺激の概要
3.9.2 経頭蓋直流電気刺激
3.9.3 経頭蓋交流電気刺激
3.9.4 経頭蓋ランダムノイズ刺激
3.9.5 VRにおけるTCSの利用例
3.9.6 TCSを用いる際に考慮すべきこと
3.10 経頭蓋磁気刺激
3.10.1 経頭蓋磁気刺激の概要
3.10.2 刺激部位の同定
3.10.3 刺激強度
3.10.4 相関と因果
3.10.5 刺激方法の種類
3.10.6 VRにおけるTMSの利用例
3.10.7 TMSの安全性
3.10.8 TMSとTCSの比較
3.11 漿液分泌に影響を与える電気刺激
3.11.1 効果器としての漿液分泌腺
3.11.2 唾液腺への電気刺激
3.11.3 涙の分泌を調整する電気刺激
第4章 電気刺激の安全性
4.1 電気入力の安全性
4.1.1 電気入力の種類
4.1.2 電気入力の危険性
4.1.3 電流による影響
4.1.4 電圧による影響
4.1.5 周波数による影響
4.1.6 時間による影響
4.1.7 経路と身体部位
4.2 安全のために
4.2.1 設計指針
4.2.2 制約
第5章 神経刺激の応用
5.1 神経刺激の応用分野
5.2 XR技術と人間拡張への応用
5.2.1 視覚電気刺激
5.2.2 触覚電気刺激と筋電気刺激
5.2.3 味覚電気刺激
5.2.4 前庭電気刺激
5.3 医療・ヘルスケア・美容への応用
引用・参考文献
索引
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